皆さんは中国に行ったことがあるでしょうか?
近年の中国は目覚しい発展を遂げており、特に大都市では開発が進み、超高層ビルが東京以上に乱立するくらい目覚しく進化を遂げています。
経済発展が進むに連れて、中国新幹線などに代表される交通インフラの整備も急ピッチで進んでいますが、アメリカと同じく広い国なので大都市間の移動は飛行機が主要な交通手段です。
さて、中国の飛行機といったら「安全性が心配」「遅延が多い」「食事が不味い」などのネガティブな印象が目立ちますが、急速に発展している現在の中国の国内線では、どの様なサービスや機内食が提供されるのでしょうか?
実際に中国三大航空会社の一社である「中国東方航空」の国内線(上海/浦東-大連線)フライトの雰囲気や食事・サービスについて、レビュー解説していきたいと思います!!!
中国の飛行機事情について見ていきましょう。
*この記事は2020年1月の情報を使用しています。最新の情報と異なる可能性がありますのでご注意ください。
中国国内線の概説
まず簡単に中国の国内線について見ていきましょう!
中国には大小様々な航空会社が就航しており、その中でも三大エアラインと呼ばれるのが、中国国際航空・中国東方航空・中国南方航空の三社です。
他にも、機内サービスで5つ星を取っている海南航空やLCCの春秋航空などを含め、たくさんの航空会社が存在します。
中国の国内線は、数年前まで「すぐ遅延する」「機内モードでも携帯の電源を切れと言われる」「機内食が不味い」などかなり不評でしたが、近年では、遅延も以前より少なくなりつつあり、機内モードでの携帯の使用が可能になったりと、着実に進捗しつつ状況にあります。
また、日本の航空会社では提供されない「機内食(スナック)」(LCC・一部航空会社を除く)なども提供されており、サービスの質もまずまずです。
さらに、驚くことに中国では2004年以来、旅客機による死亡事故(大手航空会社)は一件も存在せず、日本より交通量(便数)が圧倒的に多いにもかかわらず、安全性は高いと言えるでしょう。
中国東方航空 中国国際航空 中国国際航空 中国南方航空
中国国内線のレビュー解説(上海-大連)
フライト情報
フライト:中国東方航空 5673便
出発地:上海/浦東(19:50)
到着地:大連(21:50)
フライト時間:2時間
機材:A320-200
今回は、HISの航空券予約サイト「サプライス」で購入した、東京-大連(上海経由)往復の航空券でのフライトで料金はなんと往復約2万円(tax込み)でした。
本来の料金が24000円、誰でも使えるサプライスの4000円割引クーポン(定期的に発行しています)を使って2万円でしたので破格です!
空港から搭乗まで
それでは、上海/浦東から国内線に乗っていきましょう!
上海/浦東空港は2019年9月から供用されている新ターミナル(サテライトターミナル)がオープンしており、今回の便はそちらからの出発です。
新しいターミナルに着くや否や「中国の空港は古臭い」というイメージが一掃される新デザインで「アメリカとヨーロッパの空港を足して割った」様な、非常にモダンな作りの空港になっていました!!!
ターミナル内は空港というよりショッピングモールの様な雰囲気で、レストランやブランド店・お土産屋さんなど、まるで綺麗な欧米の空港です!


国内線ターミナルをうろうろしていると、国内線の場所なのにデルタ航空が2機止まっており「何故国内線の場所にデルタが!???」と疑問に思っていました。どうやらこの空港は、二階が国内線出発で三階が国際線出発となっている様で、ゲートは内際兼用なそうです!!
今まで、たくさんの空港を通ってきましたが、基本的に国内線と国際線はターミナルやゲートが完全に分離されていることが多いので、効率的な運用の仕方だと感心します!

広い空港なので迷わない様に早めにゲートに向かいます。
大連行きの飛行機は、出発時間の一時間前には到着(折り返し便)していました。
他の便もほとんど定刻で、数年前まで「夕方・夜の便は壊滅的に遅延している」といった印象の中国国内線は、目覚ましいほど改革が進んでいます。(ネットで見る限りも近年は大幅な遅延が減っている印象です)


機内設備は?(座席等)
飛行機は定刻で搭乗を開始し、機内へ乗り込みます!
中国の航空会社は、小型機になると基本的には個人モニターは装備していません。また、機内Wifiもまだあまり普及しておらず、これからの改善が期待されます。
中国の国内線に搭乗するなら、本や暇つぶしのダウンロード動画などを用意しておくのが無難でしょう。
さらに、この機体の履行履歴を見ると、上海-那覇路線にも飛んでおり、日本への国際線にも使用されている様です。





食事・ドリンクは?
飛行機は定刻でゲートを離れ、北の大連へ向けて離陸しました。
離陸後20分くらいすると機内サービスが開始され、ボトルの水とクラッカーが提供されました!
一昔前は、機内食(サンドイッチやパスタ)が提供されてたみたいなのですが、スナックと水の提供のみでした。他に、頼んだ人にはミルクティーなどが配られており、日本の国内線とドリンクサービスはほとんど変わらないみたいです。


長い路線は国内線でも依然として機内食が出るらしいですが、結局、時間も夜とのことでスナックのみの提供でした。
2時間のフライトでしたが、機内は終始静まり返っており「周りの中国人がうるさくて眠れない」と言ったこともなく、CAも雰囲気に合わせて機内の照明を暗くしており非常に快適でした。

総括
はじめ、中国の国内線に偏見を持ってたので「不味い機内食が出るのか?」とか「機内のモラルは平気なのか?」と不安でしたが、恐ろしいほど普通のフライトで、まるで日本の国内線に乗っている様な気分でした。笑
新しくできた空港は清潔で綺麗、さらにはたくさんの飲食店があり楽しめることに加え、定刻のフライトで、日本の国内線ではもらえないスナック(時には機内食)まで付いてくるので、なかなか優秀なのではないでしょうか?
思った以上で、驚きの中国国内線でした!!!

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