香港の航空会社といえば「キャセイパシフィック航空」が最大手で有名です。
そんな中、「香港航空」という航空会社も存在します。この香港航空は、中国の「海南航空」の所属する海南グループの一員で、スカイマークのような中堅航空会社のポジションを取っています。
近年、そんな香港の航空会社は、経営状態が思わしくありません。最大手のキャセイパシフィック航空もリストラを推進しており、香港航空にいたっては、「パイロットの他社移籍」「北米路線の減便」「5月だけで11件の部品落下があり国交省から再発防止指導」等、あまり芳しくないニュースが多く、暗い雰囲気が立ち込めています。
今回は、そんな香港航空について、評判や搭乗レポート等を紹介していこうと思います!! 果たして経営悪化はサービスに影響を与えているのでしょうか?
香港航空 ~概要~
香港航空は、2006年に設立された新興航空会社の一つです。
日本でいうスカイマーク的な立ち位置を維持しており、「安いフルサービス」といったところが特徴といえるでしょう。
LCC(格安航空会社)と異なり、預け荷物は2個まで無料ですし、機内食やドリンクもアルコール含め無料で配布されます。さらに、安さは定評で、東京香港路線だと、大手が45000円以上するのに対し、香港航空は3万円台で売っていることも多く、お財布にやさしいエアラインです。
そんな香港航空は、中国の海南グループに属しており、航空アライアンスには所属していません。
保有機材も40機ほどと、主に香港からアジアオセアニア・北米の都市等に就航しています。

上述しましたが、香港航空は経営危機に瀕しています。
ニュースでたまに見ますが、パイロットを他社に移籍させたりすることで規模縮小化を目指しているそうです。
さらに気になるニュースで、成田周辺で部品落下が異常な回数起きており、国交省から指導を受けています。
経営危機+整備不良とくるとなんか不吉な感じがしてやみませんね…。
就航都市・機材

さて香港航空の就航都市を見ていきましょう。
香港航空は主に中国国内・アジア・オセアニア・北米に就航しているエアラインです。
日本には、成田・関西・札幌・那覇等に飛ばしており、成田‐香港は往復4便ほど運航していて利便性は良いです。
一方、長距離も運航しており、東京‐バンクーバーなどの最安の航空券を調べると、香港航空の香港経由の便が出てきたりします。
飛行機も最新鋭のエアバスA350を順次導入中で、サービスにも定評ありです。
香港航空のサービス ~成田香港往復~
フライト情報
便名:香港航空
ルート:東京/成田‐香港
フライト時間:約4時間
機材:A330
それでは、実際のサービス内容を見ていきましょう。
今回は成田空港から香港への往復フライトでの、機内サービスなどを、写真と共にご紹介しようと思います。

成田発の香港航空はバスでの搭乗が多くなっています。
ボーディングブリッジのゲートと比べて費用が抑えられるので、バスで駐機場に向かうタイプを使用しているのでしょうか。


成田ではバス移動ですが、香港ではしっかりターミナルに駐機します。
ただ、格安航空会社とだけあって、JALやANA・キャセイのターミナルとは少し離れた、離れ島のターミナルにラウンジ等も構えています。地下まで行って電車で移動が可能です。



機内食はいたって普通。おいしいです!!
中華系の航空会社だと、「まずくて食えない」ところも多々ある中、よく日本人の好みに合わせているなと感心します。
上のサバの塩焼きは日系の大手にそん色ない味でした。
ただ、「もう一品くらい副菜があったら完璧かな…」といったところです。
ドリンクは、アルコール類もオーダー可能で、ここがLCCと違って魅力的なところですね。

勿論エコノミーでも、個人モニター完備です。
画面も比較的新しくてきれいで、映画やドラマも視聴可能。
初めは中堅航空会社なので、映画など、日本語の物は数少ないと思いきや、様々なジャンルで、たくさんの映画が日本語字幕で見れました!!
香港までの4時間のフライトなら十分でしょう。

また、往復ともに日本のCAさんも乗務してらっしゃいました。
まとめ
香港航空のコストパフォーマンスは非常に優秀です。
大手よりも1万近く割安で、大手とほぼ同じサービスを提供していました。
近年は経営悪化で、四苦八苦していますがビジネスモデル的には、成功の兆しはあると思うし、また乗りたいと思わせてくれる航空会社です。
部品落下のニュースが非常に多いですが、経営が大変でも、安全性を維持し、このサービスレベルでやっていれば、ファンも増えそうな、そんな航空会社でした。
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