広大なアメリカ国内を移動する際は飛行機は必須の乗り物です。
西部の都市ロサンゼルスから東部のニューヨークまでは、距離にして日本から香港ほどの距離があり、航空機の移動は約5時間を要します。
日本で飛行機の国内線と言ったら、離陸したらすぐ到着するイメージですが、アメリカ大陸ではときに何時間も乗らなくてはならないため、サービスの快適度具合は非常に重要です。
今回はそんな航空機大国アメリカで多くの路線数を持つ会社を紹介します。
米国大手3大航空会社であるユナイテッド航空・デルタ航空・・アメリカン航空のほかに日本では知名度のない巨大な航空会社もたくさん存在します。
米国国内移動の際お勧めの航空会社はどこなのでしょうか?
筆者の経験や評価サイトのレビューなどを踏まえご紹介していこうと思います!
なお日本からハワイへのお勧めの航空会社と日本から米国本土に向かう際のお勧めの航空会社は下の記事にまとめていますのでそちらもご参照ください。

*料金は11月の平均(7月時点)からアメリカ国内線の相場を考慮して、それを参考に「高め」・「普通」・「安め」で表記します。ただ、時期・路線によって変動しますのでご了承ください。
*2019年7月現在の情報を使用しています。最新の情報と異なる可能性もございますのでご注意ください。
ユナイテッド航空

大手航空会社
・就航都市数: 373都市(コードシェアを含む)
・航空連合:スターアライアンス
・料金:やや高め
・バブ空港(拠点):シカゴ・デンバー・ワシントン・ニューアーク・サンフランシスコ・グアム
アメリカ人の皮肉
「チケットのクラス細分化が加速化!人権侵害!」
まず初めに紹介するのがユナイテッド航空です。
アメリカ3大大手航空会社の1つで、世界最大の航空連合であるスターアライアンスに所属しています。そのためANAと共同運行やマイレージの互換性があります。
2008年にはアメリカの大手航空会社であったコンチネンタル航空を合併し世界中に路線網を展開しています。
そんなユナイテッド航空は、本サイトでも紹介していますが近年不祥事が多い印象です。
オーバーブッキングでアジア人の乗客を引きずり下ろした事件や、乗客のペットを無理矢理収納スペースに入れ窒息死させてしまった事件とネガティブな印象が広まってしまいました。
そんなこともあってユナイテッド航空の航空券は大手航空会社の中でも若干安めの設定といった印象になっています。
日本からのANAの便で米国入りした際、米国国内線の乗り継ぎで利用することになるのがユナイテッド航空で、日本の方にとっても利用する機会は多いかもしれません。
サービス面では良い印象はあまり見受けられませんが、他の大手より若干安い運賃でフルサービスの航空会社なので欠航時のバックアップなどもしっかりしています。
アメリカン航空

大手航空会社
・就航都市数: 131
・都市航空連合:ワンワールド
・料金:高め
・バブ空港(拠点):ダラス・ニューヨーク・マイアミ・シカゴ・ロサンゼルス・セントルイス等
アメリカ人の皮肉
「唯一の差別化が運賃の高額化だ!!」
アメリカの国旗が尾翼に描かれている米国大手3大航空会社の1社です。
航空連合はワンワールドに所属しており、日本航空とはマイルの提携や乗り継ぎ便の接続なので密接な関係にあります。
そんなアメリカン航空は旅客機輸送数ならびに旅客キロ数で世界1の航空会社です。なんと1日あたりの運行便数は関連会社も含めると4000便以上であるのも驚きです。
そんなアメリカン航空運賃はすべての航空会社の中でも最も高い水準となっています。(路線にもよります)
とりわけ大手航空会社ならどこもサービスレベルはあまり変わらないので、値段が高い分、少しコストパフォーマンスが悪いかもしれません。
ただ日本航空と提携しているので、日本航空でアメリカまで来た後乗り継ぎ便でアメリカン航空のチケットが渡されることが多くあります。
日本にもなじみの航空会社で安心感がありますね。
デルタ航空

大手航空会社
・就航都市数: 375都市(コードシェア便を含む)
・航空連合:スカイチーム
・料金:やや高め
・バブ空港(拠点):デトロイト・ミネアポリス・アトランタ・ニューヨーク・ソルトレイク・ボストン・ロサンゼルス・シアトル
アメリカ人の皮肉
「ボストンからシカゴに行くのにマイアミに立ち寄らせる航空会社」
米国3大航空会社の1つであるデルタ航空は唯一日本の航空会社と提携していないアメリカの航空会社です。
そんなデルタ航空の国内線は安い運賃で購入するととかなりの確率で経由便になります。
皮肉でも述べられているようにボストンからシカゴまでわずか2時間ほどの距離のフライトでも、最安値の運賃は大回りのマイアミ経由のルートが売られていたりします。笑
アメリカの国内線では経由便が安くられるのでそこまで珍しいことでは無いですが、デルタ航空は直行便が少し高い印象すらあります。
そんなデルタ航空で特筆すべき事はサービスの質です。
特に国際線ですが、他の3大航空会社と比べて機内食などのクオリティーも高いです。(国内線エコノミーは出ません)
またサービスが悪いと悪評が多いアメリカ国内線をたくさん飛ばしている割には、ネガティブなレビューも少ないです。
値段も大手としては安めですし、最もお勧めできるのではないでしょうか?
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サウスウェスト航空

格安航空会社
・就航都市数: 97都市(コードシェア便を含む)
・航空連合:なし
・料金:やや安め
・バブ空港(拠点):ラスベガス・シカゴ・フェニックス・バルティモア・ナッシュビル
アメリカ人の皮肉
「チェックインが数秒遅れれば、真ん中の座席確定」
世界中の格安航空会社のモデルにもなった元祖格安航空会社のサウスウエスト航空は、顧客満足度で非常に高い評価を毎年得ています。
LCCなので機内のスナックドリンクサービスはありませんが、余計なサービスをいらないと言った方には魅力的です。
またアメリカの航空会社では珍しくpoint-to-pointの路線を展開しています。
どういうことかというと、経由便が多いアメリカの航空会社に比べて、主に直行便を主体に路線を展開しており、他社より安めの価格でストレスの少ない直行便を選ぶことができます。
一方、世界で初めて機内の座席を自由席にしたことで有名で、上記の皮肉の一文では、少しでも列に並ぶのが遅れてしまうと、窓側座席や通路側席を他の人にとられてしまうといった皮肉が込められています。
ジェットブルー

中堅航空会社
・就航都市数: 84都市
・航空連合:なし
・料金:普通
・バブ空港(拠点):ボストン・フォートローダデール・ロングビーチ・オークランド
アメリカ人の皮肉
「ハブ空港の地域に住んでいる人たちにだけとって素晴らしい航空会社」
アメリカ人もなかなか皮肉を思いつくのが難しい優良な航空会社がジェットブルーです。
値段は他社より安めに設定されてる上に、ドリンクサービスやスナックサービスなどを無料提供しています。
この航空会社も悪評が多いアメリカの航空会社の中で非常にポジティブな評価が多い航空会社です。
ただジェットブルーの路線網はかなり偏りがあると言っていいと思います。
大都市から少し離れたバブ空港を中心に路線を展開しており、ジェットブルーを利用したいと思っても、そもそも就航してなかったりすることが多いです。
たまたま自分が乗りたい区間にジェットブルーが就航していたら喜んで選んでもいいと思います。
運賃の割にはサービスもしっかりしており遅延もしにくいのでコストパフォーマンスが高いです。
アラスカ航空

中堅航空会社
・就航都市数: 118都市
・航空連合:なし
・料金:やや高め
・バブ空港(拠点):シアトル・アンカレッジ・ロサンゼルス・ポートランド・サンフランシスコ・サンディエゴ
アメリカ人の皮肉
「名前はアラスカ航空、本拠地はシアトル」
上記の通りアラスカ航空と言う名前ですが、主な勢力はアメリカの西海岸の都市に集中しています。
このアラスカ航空は日本航空と提携しており、アラスカ航空の便で日本航空のマイルを貯めることも可能です。
また、航空会社としては大手航空会社と中堅航空会社の中間点のような位置に存在しており、ドリンクやスナックのサービスは無料ですが、規模的に中堅扱いされることが多いです。
アラスカ航空と言う名前だけあって、アラスカへの便やアラスカ州内の航空便も充実しており、アラスカに旅行に行く際は使用する機会があるかもしれませんね。
スピリット航空

超格安航空会社
・就航都市数: 27都市
・航空連合:なし
・料金:安め
・バブ空港(拠点):デトロイト・フォートローダデール
アメリカ人の皮肉
「最悪のサービス。黄色い空のバス!!」
スピリット航空と言えば「安かれ悪かれ」の代名詞的な存在です。
ファミリーガイと言うアメリカのギャグアニメでは、飛行機が墜落するというエピソードの最後のオチが「Anyway this was Spirit Airline!!」(これはスピリット航空でした!)とネタにされるほど、アメリカ人にとって悪いイメージの先行する航空会社として認識されています。笑
格安航空会社なのでドリンクやスナックのサービスはもちろんありません。
また特に夕方や夜発の便は遅延することも多く、その対応もひどいようです。
YouTubeでスピリット航空と英語で打つと、「スピリット航空に二度と乗らない理由」といった、ひどいサービスのレビューがたくさん投稿されています。笑
一方、運賃は他の航空会社に比べてずば抜けて安いです。
アメリカの航空会社は当局の厳しい規制の下、安全管理には非常に徹底していると言われており、安全性は大丈夫でしょう。
サービスが悪くてもとにかく安くしたいと言う人にはお勧めできます。

まとめ
いかがだったでしょうか?
アメリカにはほかにも小さな航空会社がたくさんありますが、今回は代表的な航空会社を紹介させていただきました。
旅行の際は皆さんの計画にあった航空会社を選ぶことをお勧めします。
一方、アメリカの航空券のシステムは日本と少し異なることがあります。
例えば、格安航空会社のチケットでなくても、最も安い運賃で航空券を購入した場合、キャリーケースなどの預け荷物は無料で預けることができなかったりと、若干ルールの違いがあるので予約の際にはしっかりと調べることがお勧めです。
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