機内の食べ物のクオリティーは近年大きく向上しています!
かつて「くそまずい」と日本人に豪語された米国エアラインの機内食は目覚ましく進化しており、例として、アメリカ大手航空会社・デルタ航空は、非常に高クオリティーでボリューミーな機内食を提供しエコノミークラスでも十分満足できる品質・量だと感じるサービスの良さです。
一方こちらも評判が悪かった中国の大手・中国国際航空のフライトでは、今までめちゃくちゃ不味い機内食はなかった上に、美味しいメニューが出ることもまちまちです。
そんな中、今回は、アメリカ三大航空会社の一つである、ユナイテッド航空のサンフランシスコ-成田便の機内食を含め、フライトのレポートしたいと思います!!
果たして、ユナイテッド航空の機内食は美味しいのでしょうか?
アメリカ大手・ユナイテッド航空のサービス・食事を見ていきましょう!!
この記事は2018年12月の情報を使用しています。最新の情報と異なる可能性がございますのでご注意ください。
ユナイテッド航空の概説!!
皆さんはユナイテッド航空をご存知でしょうか??
おそらく知らない人はかなり少数だと思いますが、ユナイテッド航空はデルタ航空・アメリカン航空と並んでアメリカ三大大手航空会社の一つです。
そして、近年の世界的なユナイテッド航空のイメージとして…
・オーバーブッキングで乗客を引きずり降ろし事件
・客のペット(子犬)を無理やり頭上のスペースに入れて死なせてしまった事件
などなどが強く印象に残っている出来事なのではないでしょうか?
これら一連の事件は、アメリカのマスメディアから厳しい批判を受けると同時に、世界各地のメディアでも報じられ、世界的にネガティブな印象を顧客に対して与えてしまいました。
さてそんな事件を誘発してしまった、ユナイテッド航空のCAのサービスレベルとはどういったものなのか? …非常に気になるところです!!
それでは、アメリカから日本路線のフライトを見ていきましょう!!
搭乗レビュー
フライト情報
ユナイテッド航空 837便
・出発地:サンフランシスコ(11:20)
・到着地:成田(14:35)
・フライト時間:11時間15分
・機種:B777-300ER
・搭乗率:約85%ほど(エコノミー)
搭乗から機内まで
今回、私はカナダからシンガポールへ向かう旅程で、サンフランシスコ空港からは乗り継ぎ客として成田便に搭乗することとなります。
それにしても、サンフランシスコ国際空港には日本食を扱うお店が大量にあり、それだけアメリカから日本への距離が近いことを感じられます。
↑なんと空港の売店には日本のお茶がたくさん!! 約4ドルとかなり高いですが、1年間アメリカ大陸に住んでいて空港に置いてあるのは初めて見ました。
↑ユナイテッド航空を初め、アメリカの航空会社はゾーン制を導入しており、ゾーン1の乗客から次々と搭乗していく決まりになっています。
↑出発の1時間前になると、飛行機がゲートに入ってきました!!
今回の機体はB777-300ER型機で、製造から数年も経過してないピカピカの飛行機ということです。長距離フライトは座席の快適性や新しさによってストレスの度合いも異なってくるのでかなりうれしいです!
40分前になると搭乗が開始しますが、日本語アナウンスは一切なし…。
乗客は60%くらいが日本人ですが、英語のみのアナウンスとなります。
そんな中ゲートの係員が「こちらからも搭乗していいよ!!」と、若干切れ気味に叫んでいるのに日本人の乗客は一切動こうとしません(笑)。
観光客っぽい人が多いからか、この光景を見てしまうと「日本路線には日本語をスタッフがいた方が、日本人からの評価も上がるのかな…」 と思ってしまいます。
機内サービスとエンターテイメント
いよいよ搭乗が完了すると、プッシュバックして滑走路へ向かいます。
ユナイテッド航空・機内エンタメの特徴として、航空管制官とパイロットの交信が生で聞けるアプリが入っています。若干マニアックですが、どんな会話をしているのか聞いてみると面白いかもしれません。
↑アメリカの国内のみ使用可能で、国外に出ると一切使えなくなってしまいます。
英語がわかれば、出発機が遅延した際など、何か情報が聞き出せるかもしれませんね。(笑)
↑さすが最新鋭機。Wifiもばっちりです。フライト時間は11時間ほどなので、33.99ドルでWi-Fi使い放題だったら結構お得なのではないでしょうか?
↑2017年から飛んでいる新しい機材なだけあって、座席やモニターなどはどれも最新で全く文句の付けようはありません。
もちろんUSB端子もついており、座席下にはコンセントがさせる箇所もあります。また、エンタメの量も多く、特に邦画もたくさん入っており、多くの映画で日本語が選択可能でした。
次に離陸してすぐにドリンクのサービスがありましたが、赤ワインを頼むとボトルのまま出てきました!!
以前、日本航空でもボトルのまま出てきて感動したんですが、このサービスは非常に良いと思います。
ユナイテッド航空の機内食は!!?
いよいよ機内食の配膳が始まります!
今回のメニューは、四川風チキンとラーメンヌードルと野菜(焼きそば)です!!
アジア路線だからでしょうか?
両メニューともアジアメニューです!
味は一体いかほどなのでしょうか?
初めにこちらは四川風鶏肉。以前乗ったデルタ航空の機内食は色取りから良かったですが、ユナイテッドは普通といった雰囲気。
ちなみに味については、メインのチキンライスはそこまで悪くないもののサラダがかなりひどいです…。
ずっと北米に住んでいる筆者ですが、こんなサラダ食べたことがありません…。
玄米のようなものが入っており、触感もぶにょぶにょしていてちっともおいしくありません。
さらにパンはかなり固く、最近は暖かいパンを出す航空会社が多い中、「機内食には力は入れていないのかな?」といった印象です。
しかし、メインがまあまあ美味しかったので良しとしましょう。
続いてこちらが焼きそばです。
見た目はまあまあですが、味はおそらく私が今まで食べた中で最悪の機内食でした。(泣)
しなびた中華めんの上に、解凍っぽい野菜と照り焼きソースがふんだんにかかっています… 。
確かにアメリカの人は何にでも照り焼きソースをかけますが、サラダ・パンと合わせるとゲテモノ級です(笑)。
ちなみに右のデザートは食後のマンゴーアイス。
デルタではハーゲンダッツが出るので、デルタ航空の方が優秀と思ってしまいます… 。
↑夜の機内の様子。ちなみにCAさんはいかにもアメリカの客室乗務員といった感じ。
香港・成田ベースの乗務員でしたが、楽しそうに仕事をしていてフレンドリーな人もいれば、超感じの悪い人もいました。
日本人も5名ほど乗務していたのでなにかあっても安心です。
↑こちらは到着2時間前に配られたランチでソーセージとオムレツです。
味は普通に美味しいのですが、ソーセージはカルパスサイズのものが一本しか入っておらず、おなか一杯食べたいという人のものではありません。
参考までに下にデルタの機内食を張っておきますので、比べてみてほしいです。
まとめ
11時間のフライトを終えようやく成田に戻ってきました。
今回のフライトを通してのユナイテッド航空の感想は….
「最安値だったらまた乗ってもいいかな…」
といった感じでしょうか。
筆者は過去にJAL・ANA・デルタ航空でアメリカ路線に搭乗したことがありましたが、機内エンタメやサービス・機内食を含めた印象では「どこよりもレベルが低いかな…」という印象を受けました。
特に、焼きそばの味はひどく、エコノミーのサービスの根幹ともいえる機内食が残念だったのはかなりマイナスポイントとしてみています。
オーバーブッキングのトラブルなどで客に対するサービスが再評価される中、ユナイテッド航空の全体的なサービスのクオリティーが上がっていくことを期待して、今回のレポートを終わらせたいと思います。
*今回のレポートはあくまでも個人的な感想・体験をまとめたレビュー記事ですので、その点はご了承ください。
確かに、今日2019年7月10日成田着UA32便
ロスアンゼルスからのフライト、機内食、おっしゃるとうり、とても美味しいとは言えないものでした。
中にはおいしいメニューもあるそうです。アメリカ発の機内食のクオリティーは低いですよね…。改善を期待です。
最近のユナイテッドは色々とサービスに問題があるようですね
画像を見ても美味しそうには見えません、デルタの方が品数品質共に遥かに上ですね
私も以前アメリカンで激不味い機内食が出ました(未だに忘れられない程の不味さw)
他の方のブログでも拝見しましたが、最近はデルタのサービスが向上しているようですね
利用する際に参考になります
アメリカン航空は利用したことがないのでぜひ利用したいものです!
デルタ航空は個人的には最もお勧めです!
アメリカ人の評判もなかなか良いですよ。
いっそのことカップヌードル持ち込んでお湯入れてもらいたいんですが、できそうですかね?
ビーガン食選んだらなんぼかマシですかね?
熱湯はないと思いますが、お湯なら頼めばくれると思いますよ!!
日本発着は日本で生産された機内食なんで、そこまで酷くはないそうです!
自分も2〜3年ほど前に同路線の往復搭乗したことあります。行きは良かったのですが、帰りが東南アジア系な感じでほとんどの方が残してらっしゃいました。。。また、コロナ前にNY-成田に乗りましたがそちらは記憶に残ってないのですが残ってないからこそ平気だったんだと思います!