皆さんは日本航空の国際線を利用したことがあるでしょうか?
実は筆者はここ数年、一年間に30フライトほど、国際線に乗りますが、日本航空は利用したことが一度もありませんでした。
実はこの日本航空、飛行機(国際線)に乗る際、安さを重視する人にとってはあまり機会がない会社であります。というのも、JALの国際線はここ数年、他のANAなど日系の航空会社に比べて運賃が割高です。
さらに、飛行機の座席配置も、ビジネスクラス・プレミアムエコノミーを大目に配置し、エコノミーを少なくしている傾向があるので、供給が少ない分単価が高くなりがちです。
例、 B787-9(最新鋭機) 座席の最も多い仕様の比較
・JAL………203席(ビジネス52席 プレエコ35席 エコノミー116席)
・ANA…….246席(ビジネス40席 プレエコ14席 エコノミー192席)
ビジネスクラスを増やし単価を高くする戦略が、JALの経営の好調ぶりの一つの要因といえそうです。

そんな筆者が全く乗る機会がなかったJALの国際線ですが、海外発の往復航空券で安く乗る機会があったので、ボストン‐成田線のレビューを書きたいと思います。
先に述べたように、航空会社はその会社の拠点の国が出発の航空券だと割高になり、海外発だと安くなる傾向があります。
今回はそれをうまく利用して海外発券航空券で東京まで向かいます。
(例として、中国国際航空は中国人の訪日客向けの運賃は高く設定されてますが、日本人が中国へ行く際利用すると、LCC張りの安さになることも珍しくありません。)
ちなみに今回の航空券は、トロント発東京往復で12万円(tax込み)ほどでした。

フライト情報
・JAL7便
・出発:ボストン(12:45)
・到着:東京/成田(翌日16:30)
・機種:B-787-9
ボストン発、成田行きに搭乗しました。
この路線、JALが再建中の2012年に開設した路線で、当時はボストンからアジアを結ぶ唯一の路線でした。(今は海南航空が北京からも飛ばしています)
利用ターミナルはターミナルE。
当日筆者は、あまり幹線といえる路線でないので「隣が空くかな…?」と楽観的に考えてましたが、かなり混んでおり、エコノミー・ビジネスともほとんど満席でした。
再建後のJALは非常に堅実な経営をしていることを連想させます。


搭乗開始は30分前で、ビジネス客と子連れが多かったです。
ちなみにこの前日、ニューヨーク大雪のため着陸できなかったJALの飛行機が近くに2機駐機しており。
日本の空港のような壮観でした。(笑)
機内サービス
期待して乗りましたが、良い点と悪い点両方見られました。
まず機内食。
これは期待以上で、他の航空会社と比べると、洗礼されてるイメージです。


鮭のムニエルをいただきました!(昼食)
JALで感動したところが、ワインがボトルで出てくるところです。
他では見たことがありませんし、好きな時飲めるのでお勧めです。
ちなみにもう一つのメニューはカレーでした。

到着前です。
到着前は一品のみの選択で、パスタが出ました。
ANAの時にも書いたのですが、日系の航空会社の機内食はホームぺージで事前にメニューを確認できます。
次に悪かった点です。
上の写真はフライトマップなのですが、出発してから到着するまで全く機能しませんでした。(笑)他の乗客もフライトマップを開けてる人がいましたが、使えなく困っていました。
長距離国際線だとあとどれくらいで到着するのか時々気になるので残念…。ちなみに到着30分前で機長が電気系統の不具合と説明してくれましたが「もう少し早くしてくれよ…」という感じです。(笑)。

ずっとデータにアクセス中ですの画面のままでした…。
他の点でいうと空港スタッフは全員アメリカ人。
日本語は使えません。搭乗の案内も日本語は自動アナウンスのみでした。
おそらくアメリカン航空あたりが委託してやってるのではないでしょうか?
またエンターテイメントの量は非常に豊富でした!
おそらく他の航空会社より大分バラエティー豊かだと思います。
私は終始日本のバラエティー(いってQ・エンタの神様・寒ブリや宮殿・アメトークなどを見て時間をつぶしました)。
まとめ
はじめてJALの国際線に乗りましたが、海外にしばらく居た身として、日系の航空会社に乗るとまるでもう日本に帰ってきたような感覚を受けました。
個人的な感想ではANAよりJALほうがエンターテイメントや機内食のクオリティーで少し上を行ってる印象を受けます。
また、ANAのB787-9のエコノミーは座席配列が3-3-3の配列なのに対し、JALでは2-4-2なのでゆとりがあります。
その点を考えても値段は少々ANAより高くなりますが、JALに軍配が上がるのかなと思いました。

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