国内の航空会社でサービスといったらJALやANAなど、大手の航空会社を想像するのが普通でしょう。
しかし、顧客満足度No1の航空会社は、JALでもANAでもなく、北九州に本拠地を置く「スターフライヤー」がトップを保持しています!!(2018年度JCSI調査)
しかもなんと、2018年度の調査で10年連続の1位を獲得。
圧倒的に評判が高いスターフライヤーですが、その理由は一体どこにあるのでしょうか?
今回は、スターフライヤーはどういった航空会社なのか? 航空会社の概説を含め、関西-羽田の国内線に実際に搭乗した詳細を含め、スターフライヤーのサービスについて解説していこうと思います!!!
国内線No1の顧客満足度・スターフライヤー解説!

中堅航空会社
航空会社:スターフライヤー
ハブ空港:羽田・北九州
設立:2002年
保有機材数:12機
アライアンス:未加盟(ANAと提携)
就航都市:羽田・北九州・関西・山口宇部・名古屋/セントレア・福岡・那覇・台北/桃園
サービス(普通席でのサービスの有無)
-荷物預け:無料(個数・重量制限あり)
-マイレージ制度:あり
-ドリンクサービス:無償提供
-事前座席指定:無料
*この記事は2019年11月時点の情報を参照しています。最新の情報と異なる可能性がございますのでご注意ください。
*サービスについては路線によって異なることがございます。
スターフライヤーは2002年、航空自由化の流れを受けて就航開始した比較的新しい航空会社です。現在は羽田空港・北九州空港を名古屋/セントレアなどから国内線と国際線の運航を行っています。
この航空会社はかなり独特なエアラインで、強固な強みをかねろえています。いったいどんなところが強みなのか?
分かりやすく箇条書きにしていきたいと思います。
①座席が大手よりも広い
②全座席にパーソナルモニター搭載
③機内でコーヒーを頼むとチョコがもらえる
④早朝・深夜便があり利便性が高い(関西/北九州空港)
などなど様々な特徴がありますが最も重要なのは①・②です。
スターフライヤーはA320という飛行機を使用していますが、A320はLCC(格安航空会社)の仕様で約180席・大手航空会社の仕様で約165席なのに対し、スターフライヤーでは約150席と、何とJALやANAよりも足元間隔の広い座席を使用しています。
また、近年大手航空会社でもパーソナルモニターが国内線機材に装備されてきましたが、全ての飛行機にパーソナルモニターを完備しているのはスターフライヤーだけです。
こういった、機内環境の良さから、ラグジュアリー感を売りとして連年国内線顧客満足度NO.1の航空会社として高い評価を受けています。
仮に羽田から全国に路線を飛ばせたら、ANAやJALとサービス面・ビジネス客争奪戦でいい勝負ができる唯一の航空会社だと感じます。
そんなスターフライヤーは北九州空港を本拠地としていて、羽田-北九州線は1日10便以上飛ばしています。小倉周辺には、TOTOなど大企業や日産の工場(スターフライヤーの株主でもある)なども多く、早朝から深夜まで、ビジネスマンから「日帰りで出張できる!」と人気です。
羽田-北九州路線以外にも現時点では、羽田-関西・福岡・山口宇部/名古屋-福岡/北九州-那覇。国際線では北九州・名古屋-台北への便を飛ばしており、着々と路線を増やしています。
また、大手のANAと提携しており、多くの便でANAとコードシェアを行っています。そのため、ANAから予約するとANAマイルも積算可能です。一方、独自のマイルシステムもあり、優先搭乗制度なども存在します。
フライト情報
便名:スターフライヤー 20便
出発地:関西(6:30)
目的地:東京/羽田(7:40)
フライト時間:1時間10分
機材:A320
料金:7800円ほど
搭乗レポート ~快適でビジネスマンに人気の関空-羽田路線~
それではスターフライヤのフライトを紹介していきます!!
今回搭乗するのは関西を早朝に出発する、スターフライヤー20便。羽田空港行きです。
ANAから予約し、約7800円ほどとかなりの安さでした!!

顧客満足度No1の航空会社で決してLCC(格安航空会社)ではありませんが、チケットの値段はANAやJALより若干安い値段で販売されており、非常にお得です!!
ゲートに着くとスーツを着たサラリーマンが多数。機内環境が良くビジネスマンに人気のある航空会社というデータが多いだけに、さすがといったところ!! ボーディングは大手と同じで、上級会員(ANAの上級会員も対象)の搭乗からスタートします。

機内に入り、座席に座ると、筆者が座った後ろらへんの座席はガラガラです。6時台発の早朝便はガラガラのことが多いですが、この便もなかなか快適です!
その後、飛行機は定刻にプッシュバックして滑走路へ。
東京に向けて離陸します。

上空に出るとすぐにシートベルトサインが消えて、ドリンクのサービスが開始。スターフライヤーのドリンクでおすすめなのがコーヒーで、タリーズと提供しておりホットコーヒーを頼んだ人にはビターチョコレートもついてきます!
ちょっとしたサービスですが、これが大人気でスターフライヤーのフライトではコーヒーを頼む人が叶い多い印象です。



一方、機内の座席やモニターはどうなのかというと、国内線なのに国際線のような雰囲気で、黒色のシックな革張りシートをはじめ、全席にモニター完備とかなり豪華な印象。シートピッチも広いことから、足を伸ばす余裕もあり、レグレストまでついているため、短いフライトでも快適に過ごせます!!
文章より写真の方がわかりやすいと思うので、以下ご覧ください!!!








総括
飛行機は定刻より18分早着で、7:22に羽田空港に到着。
東京中心部へアクセスする時間を考慮しても、9時の会議には間に合う時間。サラリーマンがたくさん乗っている1つの理由なんでしょうね!!
ちなみに、国内線ではJALやANAの関西-羽田・伊丹-羽田便よりも早く東京に出られます。(JALの関西便は同じ時間に到着)
一方、機内サービスはタリーズのコーヒーやりんごジュースをはじめ、他の航空会社よりもクオリティーの高いドリンクや、シートモニター・レグレスト・座席ピッチの広さ・本革仕様の座席で非常に快適でした。
筆者の意見ですが、全便でコンセント・USBポートが装備されており、現代人の必需品であるスマートフォンやパソコンの充電がフライト中にできることは非常に高く評価しています。(最近ではJAL/ANAも新型機に装備していますが、古い機材は未装備のものが多いです)
こういった理由から、スターフライヤーが10年連続の国内航空会社・顧客満足度No1を受賞する理由がよく理解できます。
近年では、台北への国際線も就航を開始したので、今後のさらなる勢力拡大を期待したい航空会社ですね!!!

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