【ANA】ANA/中国路線のビジネスクラスのサービス・座席等はいかほどか!?羽田-北京路線

日本の航空会社で最大のネットワークを持つANAは、長年中国路線に力を入れており、成田空港や関西国際空港から多数の中国行きフライトを運行しています。

北京上海・香港など大都市の他にも 成都・瀋陽・大連・青島・厦門・広州・杭州・武漢などに便を飛ばしており、中国出張の日本人ビジネスマン乗客が多数搭乗しています。

今回はそんなANAの中国路線のビジネスクラスをレビュー・解説していこうと思います!!!

中国路線のビジネスクラスではどういった座席・サービス・食事が提供されているのでしょうか?

ANA最大の機体であるボーイングB777-300ERが投入され、フルフラットの座席も装備される「東京/羽田-北京」の便で、機内設備・サービス等を見ていきましょう!!!

中国路線のビジネスクラスの概要

実際の搭乗レビューの前に、ANAの中国路線・ビジネスクラスの概要を簡単に解説します!短距離路線・ビジネスクラスの座席や食事について基本情報を見ていきましょう!!!

使用される機種(飛行機)

ANAは近年、中国路線用の小型機としてA320を急ピッチで導入中です。

他に、B787B767も導入されており、主に「短・中距離国際線用」の飛行機が導入されています。

一方、これからレビューする、羽田-北京線ANA961便と復路のANA962便では、「欧米長距離路線」で投入されており、フルフラットで横になって寝ることの可能な、B777-300ERという大型機が唯一投入されています。

↑ANAの最新鋭機A320。主に中国への国際線に投入されています。
↑中型機のB787。中国路線は主に東京から上海・北京・香港など需要が大きい路線に投入されています。
↑大型機のB777です。中国路線では現在羽田-北京路線のみ投入されています、唯一フルフラットの座席を装備している機種です。

座席

ビジネスクラスは全ての中国路線に導入されており、「ANA BUSINESS CRADLE」をはじめとして、快適さを追求した新型座席を装備しています。

↑中型機・B787に搭載されている「ANA BUSINESS CRADLE」。リクライニングを倒すと長時間のフライトでもゆっくり寝れます。
↑小型機・A320に装備されている座席。フルフラットにはなりませんがフットレスト・レグレストも装備されており、短距離路線なら十分なスペックです。

搭乗レビュー

フライト情報

便名:NH961
出発地:東京/羽田(9:05)
目的地:北京/首都(12:15)
フライト時間:4時間10分
機材:B777-300ER
料金:通常片道320,000円ほど(Taxを含む)

チェックインから搭乗まで

今回は、ANAの中国路線で唯一、長距離路線用のB777-300ERが投入されている、羽田発北京行きANA961便を利用して北京まで向かいます。

ANAの羽田空港・国際線カウンターがオープンするのは6時25分頃で、初便は8:50初のソウル/金浦行きの便です。

朝の6時15分にカウンターに着くとすでに多くの人がおり、ビジネスクラスのカウンターは結構な列になっています。

「ラウンジで食事も取れるし早く空港に行くか!!」といった様相の、日本人観光客とサラリーマンが大半です。

25分ピッタリになると、一斉にカウンターがオープンします。

朝6時の早朝にもかかわらず、グラウンドスタッフの方は満面の笑みで「いつもありがとうございます!」と挨拶してくださいました。筆者は、ANAのビジネスクラスは初めてですが、カウンターのスタッフからして、エコノミーと比べて「丁寧」な印象で、さすが日系のビジネスクラスだと感心します。

↑ビジネスクラスのカウンター。朝の準備中の様子。
↑保安検査場を抜けANAラウンジにやってきました。早朝なのでガラガラで快適です。(ラウンジに関しては別の記事で紹介します)
↑名物のビーフカレーとサラダをいただきます。アルコールも各地の地酒を初め、外資の航空会社と比べて優秀な品揃え。

ちなみに今回は、マイルで北京までの便を予約し、往路がビジネスクラス・復路がエコノミークラスで26000マイル+諸税・燃油サーチャージ10000万円ほどでした。

12月の同じ便のビジネスクラス(片道)を調べると、なんと32万円!!!(往復の安い運賃で買うと片道10万くらいでした)

たった、1万円しか払っていない身として、他の乗客や係の方々にめちゃくちゃ恐縮です。笑

チェックインを終えた後は、保安検査場を抜け、ラウンジで寛ぎ、搭乗時間になったのでゲートまで向かいます!

ゲートでは長距離国際線にも使用されるB777-300ERが存在感を放っています。今回の飛行機はJA785Aで製造されてから9年が経つ飛行機です。

近年ANAが導入したゾーン制の搭乗。通常のビジネスクラスの乗客は「Zone2」で、上級会員の最上位ステータスの方に続いて機内へ向かいます。

↑北京行きのゲート。中国国際航空とのコードシェアです。保安検査場やラウンジの目の前にあるゲートで、日本人ビジネスマンが多いこともあり、広い空港をほとんど歩かなくても搭乗できる場所にアサインされていました。

ビジネスクラスの座席やアメニティーは?

ここからは写真を中心に紹介していこうと思います!!!

今回の座席はビジネスクラスでは最前列の5Aを選択。

窓から後ろ側を見ても、エンジンがほとんど見えないほど、コックピットに近い座席です。

ちなみに、この機材にはファーストクラスの座席も搭載しており、羽田ー北京線ではファーストクラスの設定がないためビジネスクラスとして売られています。ただ、上級会員にしか解放されないみたいで、この便も8席全て埋まっていました。

座席につくと、近くにいたCAの方が挨拶に来ていただいて、続いてチーフパーサーの方が挨拶に来てくださいました。

「ウェルカムドリンクはあるのかな?」と疑問に思ってましたが、中国路線ではない様子で、離陸前は挨拶だけとなっているみたいです。

「マイルで乗っているのに申し訳ないな…笑」とか思いながら、丁寧な接客を受けている間にドアクローズ。定刻で出発しました。

↑多くのビジネスマンが右側の通路に向かう中、左側へ行くのは爽快です。(貧乏人の思考笑)
↑「ANAスタッガードシート」で全ての席から通路へ出られます。最近ANAでは個室ビジネスクラスも誕生しましたが、ほとんど個室みたいなシートです。
↑大きさ的には窓が4.5個分くらい。
↑フルフラットにするとこんな感じ。めちゃくちゃ広くはないですが、体を伸ばして寝ても余裕です。
↑横1列に4席に仕様。他の中国路線に投入されている機種より広々としています。
↑機内後方から。
↑収納スペースも豊富です。こちらは座席横の小物入れ。
↑足元も広々。靴やバッグを入れても余裕。
↑ドアが離れて出発間近。
↑プッシュバック中。
↑朝の羽田空港を離陸し北京へ向かいます。

飛行機は定刻に出発して無事滑走路横に到着。

するとパイロットが「航空路が混雑しているため6分ほど待つ」とアナウンスをします。

若手の副操縦士だったのか、なかなかグダグダなアナウンス。英語に至ってはかなり崩れており少し不安です。 CAさんみたいに、もう少しアナウンスの練習とか訓練をしてもいいかもしれませんね。笑

飛行機は少し遅れて、9時36分ごろに離陸しました!

↑座席の前部にはコンセントが多数。ただ足元にあり少し遠い…。座席の近くにも1つ欲しいです。
↑収納箱と機内誌など。機内誌は復路のエコノミーと同じものです。
↑読書等
↑リモコンとリクライニングの操作ボタン。フルフラットから、座席を前に出したり、傾斜を変えたりとかなり細かに操作が可能です。疲れはほとんど感じない座席です。
↑ビジネスクラスのトイレにはウォシュレットが!!これは嬉しい設備だと思います。なお、エコノミーにはついてない模様。

ここからは、機内のアメニティーを紹介していきます!!!

中国路線ではどんなアメニティーが常備されているのでしょうか??

↑こちらはトイレです。歯ブラシ・マウスウォッシュ・フェイスタオルなど、取り放題になっています。これは便利です。
↑スリッパはなかなかしっかりしたもの。
↑靴べらもついていました。
↑ヘッドフォンです。パナソニック製でうるさい機内でもしっかり音を聞き取れます。

ビジネスクラスの食事は?

さて、飛行機で楽しみなのが食事の時間です!

中国路線では、基本的に1食分の料理が提供されますが、どんなメニューが出るのでしょうか?

↑初めにおしぼりを頂きドリンクサービスが開始します。今回はシャンパンを選んでみました。
↑おつまみあられ。エコノミーも同じようなものが出ますが、ビジネスクラスの「あられ」はしっかりと梱包されています。
↑メニュー表。
↑中国路線は和食と洋食からの2択です。今回は和食をいただきます。
↑飲み物も多種多様。
↑食事の準備ができると、CAの方がテーブルを出してくれました。
↑メインは甘鯛を蒸したもので、なかなか本格的な日本食です。
↑甘鯛と俵ご飯。筆者はあまり日本食は食べないですが「凄く高貴な味」がします!!ご飯も食べやすいサイズ感。
↑左の蟹味噌豆腐をはじめ前菜です。メニューにない「海老」が乗っていたので、便によっては違うものが提供されているようです。
↑薫製帆立貝白掛けです。
↑食後にはコーヒーサービス。至れり尽くせりです。

総括

4時間のフライトでしたが、気づけば天津上空まで来ており、定刻に北京首都空港に着陸しました。

今回、ANAのビジネスクラスに初めて乗りましたが、サービスの質も食事の内容も一流ではないでしょうか?

CAはいつも感じよく接客してくださり、飲み物を飲み干すと直ぐに「おかわりはどうなさいますか?」と声をかけてくれました。何年も連続で5つ星エアラインに選ばれる理由がよくわかりました。

一方、中国路線のビジネスクラスという点に関しては、今回のフライトはB777-300ERという長距離用の機材が投入されていただけあって、スペースも豊富で非常に快適な時間を過ごせたと感じます。

ただ、短距離路線なので、A320B787(短距離路線用)などのフルフラットにならないシートでも十分だと思います。

プラス食事も海外ではなかなか食べることのできない「高貴な日本食」が出てきて、ビジネス目的で中国に行く機会があったら、是非また利用したいと感じたフライトでした!

↑中国・煙台上空。この周辺はマシですが、北京に近づくにつれ地上がかすかにしか見えないほどの大気汚染が…。
↑北京首都空港へ着陸です。
↑入国して、空港内の連絡電車に乗って荷物受け取りレーン来ると、まだ出てきていませんでした!ビジネスクラスだと荷物が先に出てくるので、エコノミーの乗客より早く町へ向かえます。
↑お疲れ様でした。

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