東南アジアでも有数の都市・タイのバンコクには、日本からも多くの直行便が運航しており、福岡や札幌などの地方都市からも乗り継ぎなしで訪れることのできる人気観光都市です。
そんなタイにはタイ国際航空やノックスクート・タイエアアジアなど多くの航空会社が就航しており、LCCを利用すると、なんと往復25000円でタイまで行くことが出来るなど、料金も非常にお手頃です。
今回はたくさんある航空会社の中でも、タイのバンコクを拠点に周辺国や国内線の運航を行うバンコクエアウェイズという航空会社のサービスを紹介していこうと思います。中小型機を運航しており、日本には就航していませんが、日本航空と提携しており、バンコクまでJALで来て、そのあと乗り継いでチェンマイ・プーケットに行く際などに利用する日本人が多いようです。
さて、バンコクエアウェイズはどんな航空会社なのか?実際の搭乗経験を参考にしながら紹介していきたいと思います!!!
バンコクエアウェイズ概要 ~JALのマイルが積算可能!~
航空会社:バンコクエアウェイズ
本拠地:バンコク/スワンナプーム
ハブ空港:チェンマイ・プーケット
設立:1968年(前身のサハコンエアとして)
保有機材数:40
就航都市:23都市
アライアンス:未加盟
従業員数:2449名(2014)
サービス(最も安いエコノミーでのサービスの有無)
-荷物預け:無料(個数・重量制限あり)
-マイレージ制度:あり
-機内食:あり(国際線・国内線ともに)
-ドリンクサービス:あり
-事前座席指定:無料
-ラウンジ:利用可能
*なお2019年7月時点の情報を参照しています。
*サービスについては路線によって異なることがございます。
バンコクエアウェイズはタイ国際航空に次ぐフルサービスの航空会社で、「高級なサービス」をスローガンに、タイから国内線・近距離国際線を運航しています。
スローガン通りに非常にユニークな航空会社で、エコノミークラスの乗客でもラウンジが利用可能であったり、国内線でも全フライトで機内食の提供を行っていたりと、他の航空会社にはない特徴がたくさん存在します。
その努力もあってか、2014年から最も優秀なリージョナルエアラインの賞(SKYTRAX)を連続して受賞しており、バンコクエアウェイズのセールスポイントの1つとして取り上げられています。
保有機材は地方路線用のプロペラ機とジェット機で、最大のものでA320(162人乗り)で、主に中短距離路線(タイ国内・中国・インド・東南アジア各地域)への運航を行っています。リーマンショック前には、日本の福岡などにも就航しており、今後の再来にも期待しましょう!!!
まお、バンコクエアウェイズは航空連合には所属していませんが、日本航空と個別に提携しており、JALマイルへの積算が可能です。詳しくは日本航空のホームページ(提携航空会社)でご確認ください。


フライト情報
フライト情報
便名:PG278便
出発地:プーケット(19:10)
目的地:バンコク/スワンナプーム(20:40)
フライト時間:1時間30分
機材:A319-100
料金:4400円
搭乗まで ~ラウンジが全員無料!?~
ここからは、実際のバンコクエアウェイズのフライト(タイ国内線・エコノミー)について、サービスや雰囲気等を見ていきましょう!!
タイのリゾート地・プーケットから首都のバンコクへ向かいます。
空港に来てチェックインをすると、カウンターの人が早速遅延と教えてくれました。(笑)
バンコクエアウェイズは、ホームページで「タイで1番の定時性!!」と謳っていたので、「本当なのか?」と疑問に思ってしまいましたが、海外のエアラインで遅延は当たり前。50分くらいでましな方かと思いつつ、保安検査場を通過します。
バンコクエアウェイズの特徴の一つとして、ラウンジがエコノミークラスでも利用出来るので、そのままラウンジへ向かってみると、ちっちゃいカフェみたいな施設が空港の端っこにあり、どうやらこれがラウンジのようです。
ラウンジ自体は少し小さめのカードラウンジのような雰囲気でしたが、無料でお茶をいただけてパソコンをいじれるのでかなり満足!!!日本のラグジュアリー航空会社であるスターフライヤーがこれをやってみたら面白いかもしれません!! ちなみにビジネスクラス向けには、普通の豪華なラウンジがあるそうです。





フライト ~最強のインパクトの機内食~
定刻より約40分遅れて搭乗開始。機内へ着くと夜の便ともあってかガラガラです。
「高級なサービス」がスローガンですが、機内はいたって東南アジアの航空会社という雰囲気。ちょっとさびれており、窓なんかも年季が入っている印象です。
プーケットを離陸すると、大きく左旋回して北に進路を取りバンコクを目指します。
シートベルト着用サインが外れると、早速機内食とドリンクのサービスが開始。
A2の前方の座席なので、早々に機内食を貰い開いてみると… なんときれいなエメラルドブルー色の麺のようなものが入っているではありませんか!!!(笑)。こんな鮮やかで食欲をそそらない機内食は久しぶりです(笑)。おまけにすごいにおいが漂っており「牛皮をおひさまで乾かしたような香りがします」(笑)。
味はもちろん…。


国内線でも機内食が出ることが強みの一つだと、アピールしていますがちょっと今回のメニューはひどすぎるのでは…?
周りのタイ人の方々もほとんど手をつけずに返却していました。(笑)
ちなみに、他の機内食のメニューは評判のいいものも多いそうなので、今回の物は超外れと認識していただければ幸いです!!!



総括
国内線なので、機内食のティータイムが終わるとすぐに着陸態勢。
何故か、降下している最中に機長がコックピットから出てきてトイレをつかっていました。(2人常務の飛行機でトイレに行くのは数年前の事故以来禁止になったと思うのですが…)
結局バンコクには定刻より40分遅れて到着です。
今回の感想としては、機内食はともかく(笑)東南アジアのクオリティーとしては、ラウンジや機内サービス(飲食)なども全てフルサービスで、なかなか良い航空会社だなと思いました。タイ人から人気らしいですが、ちょっとした付加価値が人気を呼んでいるんでしょうね!
ただ、機内食に関しては、当たりはずれがないようにメニューを考えてほしいです。(笑)
いずれにしても、タイ最大のタイ国際航空のサービスレベルまでは「もう少し」という感じでしょうか?


*なおこの記事は2019年9月時点の情報を参照しています。
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