【モントリオール】カナダ・モントリオールのフランス語事情 英語を見つけるのも一苦労!?

モントリオール・カナダ

カナダの首都・オタワから、東に車で2時間進んだところにあるモントリオールは、北米では唯一フランス語を公用語としている地域です(厳密にカナダのケベック州)。トロントで生活している筆者は、フランス語がつかわれている地域が、自分の住んでいる都市からわずか500kmほどの場所に存在するなんて、にわかに信じがたかったのです。 実際モントリオールでは、どれだけフランス語がつかわれているのでしょうか? ダウンタウンの周辺の様子をお伝えします。

 

モントリオール・カナダ

 

中々見つからない英語の案内… 車内放送もフランス語オンリー!?

筆者は今回、飛行機ではなくバスでモントリオールにやってきました。バスターミナルからホテルまで地下鉄で向かうのですが、看板や案内などほとんどフランス語ばっかり…。 フランス語が公用語だとはわかっていましたが、英語での案内も100%あるだろうと思っていたので、さっそく迷子です。

モントリオール・カナダ

…地下鉄などの案内表示はフランス語のみというのが多いです…。もちろん案内所や駅員さんに言えば英語版パンフレットなどもいただけました。

モントリオール・カナダ

…「出口」や「エレベーター」といった案内もフランス語のみです。

モントリオール・カナダ

極め付きは地下鉄の車内放送。地下鉄自体は清潔感がありきれいなのですが、自動放送もフランス語only… 筆者はここ3年間で13か国に行きましたが、これほど英語の案内をしてくれないところは初めてです(泣)。カナダ人の大半は英語をしゃべるしアメリカからも近いので、英語の案内は必須だと感じました…。

ちなみに町の人は何語をしゃべっているのかというと、大体がフランス語で会話しています。ですがもちろん、ほぼ100%の人は英語も話すことができ、お店など、こちらから英語を話しだすと、店員さんもあわせてくれます。

モントリオール・カナダ

…【止まれ!!】という意味でしょうか? 外国人旅行者は一苦労です。(車の運転はもっと気を使いそうです)

 

町はまるでヨーロッパ アイデンティティーが強いケベック州

モントリオールはかつてのフランス統治時代の面影を強く残し、北米のパリとも称される街並みは、ヨーロッパのそれと似ています。建築物などもヨーロッパ風の建物がつらなり、カナダの中でも独特な様相です。

モントリオール・カナダ

旧市街の様子です。非常に趣があり本当にヨーロッパの様… 中心地を外れてもヨーロッパの様な街並みが広がっています。

モントリオール・カナダ・ミネラルウォーター

カナダで初めて見ました!! キャップが付いたミネラルウォーターです。ヨーロッパだとどこにでも売ってるイメージなので、北米のパリと称されるのも納得です。

筆者はかつて、大学でカナダのことについて研究していたことがありました。その時学んだのですが、モントリオールがあり、フランス語圏のケベック州は、独立運動も起こるほどアイデンティティーの強い地域であるようです。看板などに積極的にフランス語を使うのは、ポリシーの一環なようで、モントリオールが他のカナダ都市と多くの面で異なっていることの説明となります。ちなみに独立は、経済的に現実味が薄いようです。

まとめ

今回は数日、モントリオールに滞在して感じたことなので、長期住んでる人は、また別の視点をもって、この町についての印象を持ってるはずです。ですがトロントに住んでる私にとって、この都市は、他の北米やカナダの町とはかなり異なっており、観光で来るにはうってつけだと思います。ただ一つリクエストがあるとすれば、もう少し、英語での案内表示を増やしてほしいというのが率直な意見です(笑)。町の人は英語を話せるので、公用語はフランス語といっても、ある程度英語がわかっていれば不自由ないと思います。

モントリオール・カナダ

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