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LCCって本当にお得なの? 旅慣れた人間が考えるLCCは選択したくない諸事情

2018/06/11
 
チェジュ航空
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近年LCCが非常に勢力を伸ばしており、LCCで海外旅行へ行く人も年々増えている印象です。

ですが筆者は、あまりLCCを使いたくない人間の一人であり、海外に行く際は、基本的に大手の航空会社を使うようにしています。理由はいろいろありますが、最もな理由は、「LCCは危険だ」などといった根拠の乏しい理由ではなく、大手の航空会社を選択するほうが、LCCよりもメリットが多いと思うからです。

今回は、筆者が考える、LCCのデメリットについて、いかに述べていきたいと思います。

ジンエア

LCCは3割が遅延

LCCは金を生まない飛行機の地上待機時間を出来るだけ削っており、アメリカのサウスウエスト航空などは15分で折り返しをします(すべての便ではありません)。すると、朝は比較的遅延しなくても、途中で管制の指示や機材トラブルで遅延が発生すると、どんどん後続の便に遅延が蔓延していきます。JALやBAなどのフルサービスキャリア(FSC)は地上待機時間に余裕を持ってますし、余分に機材を持ってるので、遅延に備えがあります。

つまりLCCは簡単に遅延していくということです。そしてFSCは大幅に遅延した時に他社便に振り替えてくれることがあります。しかし、LCCはそれが一切ありません。後続の自社便に振り替えか返金のどちらかです。

FSCの定時運航率が9割である一方で、LCCの定時運行率は7割と言われています。大幅に遅延や欠航した場合で、1日に一便しか設定が無い時、翌日の便への振替となってしまったりします。

なおこの欠航も、遅延が重なった影響の機材繰りの関係や、そもそもそんなに客が乗らなかったからとかいう身勝手な理由で欠航する会社があります。なので翌日仕事や学校がある場合など、スケジュールに余裕がない場合や、乗り継ぎ便がある場合は、大手航空会社を使ったほうが安心です。(もちろん大手だから遅れないということではなく、あくまで確率論の話です)

 

航空券以外の料金がかかる

LCCは、遅延や欠航した場合の宿泊費などは自費ですし、代わりに新幹線で帰るのも自費となります。そのため、結局FSCを利用したほうが安上がりだったりします。
それだけではなく、機内サービスなどほとんどのものが有料です。機内持ち込みの荷物も5キロ・7キロまでといったように、会社によって制限が違います。空港でそれをチェックするLCCが多いので、荷物は重量オーバーにならないように注意を払う必要があります。また預け荷物は有料です。
さらに、たとえ8時間などの長距離フライトであったとしても、飲み物や食事、ブランケットなどはすべて有料になります。持ち込めば良いじゃないかと思われるかもしれませんが、会社によっては機内で持ち込みしたものを飲食することを禁止してる場合があります。

上で述べた中でも、預け荷物は、長距離便だと片道$50以上することもあるので、航空券を予約する際は、荷物をどれくらい持っていくか、始めに考えておく必要があるでしょう。

他にLCCの場合、搭乗ゲートが保安検査場から遠い位置にあったり、チェックイン時間が大手と比べて、早めに設定されていることが多いです。

安い便は時間帯が悪い!?

東京からの路線でいうと、台北・上海・香港・ソウルの路線は比較的LCCが多い路線といえると思います。

飛行機の運賃は、当たり前ですが、需要の多い、日中の便が割高になり、深夜便が最安値で売られることが多いです。この際、最安値の便を選ぶと、夜の11時~朝5時台に東京/羽田を出発して、早朝に外国(台北・ソウル・香港)に到着する便になることが多くあります。

例として、羽田から上海に向かうピーチの深夜便に搭乗すると…

ピーチ576便 羽田/02:45発 – 上海浦東/05:00 (飛行時間3時間15分)

の旅程で上海に向かうことになります。

値段は確かに、東京-上海間では同じ時間帯に飛行する春秋航空(中国のLCC)と並び最安のフライトですが、深夜空港に到着し、飛行機の中でも3時間程度しか寝れないうえ、5時には上海に到着、そこから観光がスタートします。

この記事を書いているのは、2人の学生ですが、はっきり言ってこのフライトを使って、観光するとなると、学生でも体力的につらいのは必然です。

もちろんLCCを利用すると必ず深夜便になるということではないですが、上の東京-上海便の場合、約5000円プラスで払い、中国国際航空の成田-上海便を利用したほうが、機内食・預け荷物も無料ですし、時間帯も日中3便の中から選択可能なので、良い選択といえるのではないのでしょうか?

「予定があり深夜便ではないと乗れない」、「5千円でも安いほうが良い」など、人によって事情は異なると思いますが、あくまで私の考えを書かせてもらいました。

 

まとめ

 

留学などで荷物が多い場合や、スケジュールにそんなに余裕がない場合は、LCCを避けた方が良いでしょう。国際線だと中国国際航空・香港航空などの中華系のエアラインや、ベトナム航空・マレーシア航空など、接客スキルは低くとも、荷物や欠航した場合の他社便振り替えなどの面では安心できて、マイルもたまるFSCがとても安い運賃設定をしており、スクートやエアアジアエックスといったLCCの運賃にプラス1万円くらいで乗れることが多いです。1万円ケチろうとすると、荷物や機内食、遅延などで結局FSCよりも高い出費になってしまうことがあります。

逆に、バックパッカーでの海外旅行など、比較的近場で荷物も少なくできるのであれば、追加料金も取られませんし、LCCでもいいのだと思います。また、無駄な接客(機内食・ドリンクサービス)など一切いらずに、フライトの時間は睡眠に充てる、などといった人もLCCが良いかも知れません。

スケジュールに余裕があり、荷物を極力少なくし、機内であまり欲を出さないように努めれば、LCCはとても安くて良い選択肢となります。用途に合わせて賢くLCCを使って行くのが良い選択といえるでしょう♪

 

オススメLCC

・スカイマーク(国内線)
羽田発着で、定時運行率日本一で、荷物や機内サービスも無料。ほとんど FSCなのに、運賃だけJALANAの1/2か1/3程度。日本国内線のみ就航。そもそも大手とLCCの中間に位置するため、LCCとしては認知されていない。

スカイマーク

・エアアジア、スクート、ジェットスター
アジア・オセアニアの3大LCC。遅延もするし、サービスほとんど有料だけど、ここまで大きくなれたのは、運賃の安さとネットワークの豊富さ。みんなが利用してる分、安心して乗れる。でも期待せずに乗るのがおすすめ。予約サイトも非常にわかりやすい。

・その他のおすすめ
アジア:マリンドエア・シティリンク・ジンエアなど
EU:イージージェット・ジェット2ゴー・ノルウェジアンエアシャトル(機内ワイファイ無料!)・ブエリング、など
:サウスウエスト(アメリカで顧客満足度NO1!)・ジェットブルー(機内ワイファイ、ドリンクやスナックなど無料で全席モニター付き!)など

 

やめた方が良いLCC

・ライアンエア
ヨーロッパのLCC。価格が一番安いが、オンラインで予約したページを印刷して来なければ、空港で5千円請求されたり、色々悪い噂が後を絶たない。いろいろ追加徴収され、結局他の航空会社より割高になってしまうこともしばしば…

・ライオンエア、タイライオンエア
こちらも価格が最安値であるが、遅延が2時間なのは普通。酷いのが、案内もなくゲートが変わったり、8時間遅延したり、空港係員に遅延理由聞いても知らないと答えたりと、すごい会社。旅慣れた人でも避けてるイメージ

・その他評判の悪いLCC
アメリカ:スピリット

 

その他飛行機諸々の注意

・いくら FSCでも遅延するし、サービスが酷いことはもちろんある!

・乗り継ぎ時間は FSCであっても、2時間〜3時間程度余裕を持つこと!

スカイスキャナーには詐欺まがいのサイトも結構ある。表示運賃が3万3千円で、クレジット決済して完了のページみたらなぜか3万5千円になってたりとか…。なので、できるだけエクスペディアや航空会社の公式ホームページなどを選ぶか、予約サイトの評判をネットで調べておくのが無難。
中でもオススメはサプライスという予約サイト。日本発着の国際線しか扱ってないが、3千円引きクーポンを配ってたりと、結構お得。CheapOAirというサイトが時間帯で値段が変動する変わったサイトだが、一番最安値で取れることが多い印象。

2018年4月現在

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