KTXは韓国の高速列車であり、ソウル‐釜山間だと、約417キロをおおよそ2時間半で結ぶ「韓国版新幹線」です。
韓国国内の主要都市を結んでおり、バス・飛行機と合わせて韓国国内移動の際には必需の公共交通機関となっています。
今回は、そんな韓国の高速鉄道・KTXについて、チケットの予約方法や乗り方・実際のレビュー等を簡潔に紹介しようと思います!!
韓国へ観光やビジネスへ行く際は是非ご参照ください!!!
KTX概要

KTXは韓国の高速鉄道で日本の新幹線と対になる鉄道です。
フランスの高速鉄道・TGVの技術を全面的に導入しており、その営業最高速度は自足305キロとなっています。
1990年代から韓国国内の高速鉄道施設が本格化し、1992年に着工を開始。2004年に開業してから2019年で開業15年。開業以来の死亡事故は0と安全性も非常に高く信頼できる高速鉄道といえるでしょう。
現在は、ソウル‐釜山のみならず他の地方都市への延伸も完了しており、日本の新幹線と同様、国内にネットワークを張り巡らしています。
「飛行機では高い。」「バスでは時間がかかる…」といったお客さんには最適な手段として、航空機やバスと韓国国内の輸送網を支える大動脈です。

予約方法①インターネット
インターネットでは仲介サイトから購入することも可能ですが、公式の「Korail」のサイトからの予約方法を簡単に紹介しようと思います。



決算が完了すると、予約番号やeチケットが印刷できるようになるので、そちらを出発までに印刷しておきましょう。仮に印刷を忘れたら、駅のカウンターで携帯画面からチケットを見せると、印刷してくれます。
KTXは当日購入だと混んでいるケースも多々あるのでネットでの購入をお勧めします!!!
予約方法②駅で購入

続いて駅での購入です。
当日分や翌日以降分のチケットも購入可能です。
KTX利用の際、自動券売機もたくさん設置されていますが、外国からの旅行客は窓口でしか購入できないため、パスポートを用意して窓口に並びましょう。

窓口の人が日本語が喋れるとは限りません。しかし、英語はどの方でも堪能なので、英語で座席数・乗車日・出発時間・行き先などを伝えてください。
英語が話せないという方は紙に乗りたい電車の情報を英語で書いて渡せばスムーズに購入できます。
ちなみに、窓口ではクレジット決算も可能です!!

ソウル‐釜山 ~乗り方や雰囲気は?~

- KTX121号
- 出発:ソウル/10:00
- 到着:釜山/12:42
- クラス:最安値の座席(スタンダートクラス)
- 料金:59800ウォン(約5220円)
- 定刻
今回はKTXでソウルから韓国第二の都市・釜山へ向かいます。
駅で発券してもらったチケットをもってソウル駅までやってきました。
日本の新幹線とは違い、韓国の鉄道のホームは欧米式で、改札や検問等は一切ありません。
駅に列車の出発案内がありますので、出発の30分前ほどにはプラットホームで待っているといいでしょう。ちなみに、20分集合と公式ホームページにありますが、出発直前に来ても乗車は可能です。




乗り込んでまず感じることが
「少し古いなあ…」
といったところでしょうか?
日本の鉄道(新幹線)と比べるとそこまで清潔ではないです。ただ、海外は基本こんな感じなので、日本の新幹線の基準は捨て去りましょう。(笑)
時間になると列車は動き出し、釜山へ向かって出発します。
ソウル市内ではあまりスピードは出ませんが、田舎に入ると300キロ近い高速運転に移ります。
日本のような田舎の田んぼ風景がひたすら続き、韓国の原風景を楽しめます!!
300キロ走行中ですが、新幹線に比べるとだいぶ揺れは大きい印象です。筆者の乗った列車が古いタイプだったかもしれませんが、静寂性も振動性も最高レベルである新幹線の快適さは世界トップレベルだと韓国で感じるほどです。(笑)







途中テグなどの大都市に何度か停車し、約2時間半。定刻より3分遅れて釜山駅に到着しました!!!
KTX自体は、正直日本の新幹線にはかなわないと思いましたが、海外の移動手段としては十分だと感じました。また、駅に到着する際には、日本語の案内等もあり、観光客にも非常に親切です!!
最後に、駅から到着。釜山駅を出るまで1度もチケットを確認されませんでした。(笑)
その辺、無賃乗車のお客はどういう風に管理してんのか少し気になりましたね。(おそらく、座席の指定状況と実際の利用状況を車掌が確認しているのだと思います)

最後に
いかがだったでしょうか??
海外で高速鉄道に乗る機会はなかなかないかもしれませんが、そんな中でも韓国のKTXは使いやすく、日本人でも安心して使える移動手段だと感じます。
また、外国の鉄道に乗ると日本の鉄道技術がいかに優れているか実感できるところも面白いところ。
是非、韓国国内を移動する機会があったら、KTXを使ってみていただきたいと思います!!
*2019年9月現在の情報を使用しています。
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