今回はトロントからバンクーバーまでの大陸横断路線についてのレビューです!
トロントはカナダの東側。バンクーバーは太平洋に面しており、その名の通り大陸横断路線です! この路線はカナダ国内でも非常に需要が高い路線で、長距離国際線に使われる大型機材も投入されるほどであります(北米の国内線は大体が中型・小型機メイン)。
そんなカナダのドル箱路線、一体どんな様子なのでしょうか? 機内サービスなどを中心に解説していきたいと思います。
フライト情報
エアカナダ101便 トロント/7:00 - バンクーバー/8:54(時差:トロントより-3時間)
フライト時間:4時間54分 機種:B777-300ER 搭乗率:ビジネス50% エコノミー70%ほど
チェックインから搭乗まで
今回のフライトは7時に出発する早朝便です。エアカナダはトロント-バンクーバー間で一日10往復以上飛ばしていますが、その中で朝一番の便になります。
なぜこの便を選んだのかというと、もちろんお安いから…(笑)。10日前の予約でしたが、片道で260ドルほどでした(この便以外は400ドルを超えていました)。
いつもは預け手荷物がなしになるようにするのですが、今回は荷物が多いため1つ預けることに… 北米の航空会社はLCCでなくとも、割引運賃だと預け手荷物は有料なのでしぶしぶ30ドルをオンラインチェックインの際に払います…

北米は2時間前到着が基本なので5時にチェックイン。早朝なのにカウンターにはかなりの人が並んでいます…

搭乗券を発行して荷物を預けたら保安検査場に向かいます。
カナダの空港では、保安検査場が基本三か所に分かれています。アメリカ・カナダ国内・それ以外の国 ごとに分かれており、アメリカに行く乗客は、なんとカナダの空港内でアメリカの入国審査を済ませてしまう仕組みになっています…。
カナダの空港なのにアメリカのイミグレーションが存在してるのはなんだか不思議な気分です。

保安検査場を抜けて制限エリアに入ります。
トロントの空港はまあまあきれいですが、他の先進国と比べるとトイレの数なども少ないし少し不便に感じるかもしれないです…。それにしても飲食店が少なすぎる印象です!!

制限エリア内には筆者も大好きなTim Hortons が!!! お客さんがたくさん並んでいるのに店員が一人しかいないという、非常にフラストレーションのたまるパフォーマンスでした(笑)。(サンドウィッチとコーヒーを買うのに20分くらい待ちました)

ようやくのことでゲートへ到着!!
機材はなんと長距離国際線用のB777-300ERです!! この機材は仕様によっては500人以上のれる大型機で、エアカナダでは主に長距離国際線で使われています。
アメリカ・カナダ内の路線でこの規模の飛行機を飛ばしている路線はほぼないので、かなり珍しい路線といえるでしょう!!(ハワイ路線を除く)
ちなみにこのB777。日本の国内線ではしょっちゅうお目にかかりますが、日本の国内線の需要がいかにすさまじいかということを示しているように思えます。
大手でもサービスはLCCなみ!? 北米の大陸横断路線
出発の時刻は7時ですが、搭乗開始は6時10分。定刻の案内で機内に入りさっさと席に座り寝る体制に入ります(早朝なので)。機材は2009年製造ですがいたって綺麗! モニター・座席なども新しいものです。

…機内のいたるところに、エアカナダのマークが!!!

国際線用の機材なのでモニターも完備です。
映画・テレビ・ゲームなど使用可能ですが、言語は英語かフランス語のみ… 映画も日本語訳があるのが3本(9本中)と、おそらく国内線使用のカスタマイズになっています。
そんな中眠ってしまい、大きな音で目を覚ました時は、ちょうど離陸するとき。
5時間の空の旅が始まりです。

筆者はトロントからアメリカ・カナダの路線に何回も乗りましたが機内食はエコノミーでは出たことはありませんでした。ですが今回はフライトが5時間ということもあり、「もしかしたら…」と思っていましたが、やっぱりドリンクサービスだけです(泣)。
競争が激化してる北米では当然といえば当然なのかもしれませんが、機上の楽しみでもある機内食がないのはなんだかさみしいものです。

…エアカナダのアルコール・食べ物類のメニュー表

…メニューはかなり豊富ですが、やはり地上と比べると割高な感じが否めません。
ちなみに有料で機内WiFiも使用可能です。
一時間かフルタイム。また、フルスピードかメールやテキスト送信用の容量のものが選べます。

…カルガリー上空あたりです。4月ですがまだまだ雪景色が永遠と続きます。
ちなみに今回のCAさん。バンクーバーベースの人が多かったようでアジア系の人が多く乗っていました。
私の列を担当していた方は、おそらく日本人の方で、日系の航空会社と違い同僚とジョークを飛ばしながら仕事をしているのが印象的でした!! 楽しそうでうらやましいです(笑)

…ひたすら飛行を続け、眠っていると気が付いたらバンクーバーへのアプローチ。
トロントのような殺伐とした都会の風景とは打って変わって、自然と都会が融合したような様相でした。
まとめ
定刻通りバンクーバーに到着です!
今回のフライトで思ったことは、大陸横断路線といっても機内食はなく預け荷物も有料。サービスも最低限のもののみでした。やはり北米では飛行機は移動手段の性格がごり押しで、日本の航空会社のような豪華さ飛行機独特の旅を味わいたい人は、ビジネスクラスしかないのかなという感想です。
あと一つ、バンクーバーの空港がトロントのそれに比べ、はるかにきれいで清潔で驚かされました!
北米では都市ごとにどこも独特な雰囲気があって面白いものです!!


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