【航空会社】中華航空の評判・機内食・安全性は?かつて4年に一度大事故を起こしたチャイナエアラインをレビュー解説!台北/桃園-成田

中華航空は英語名でチャイナエアラインと呼ばれる台湾の大手航空会社です。

2019年で設立60周年を迎える伝統のあるエアラインで、1959年の就航開始から今年(2019年)で設立60周年を迎えます。

そんな中華航空は日本の各地から台湾に向けて飛行機を飛ばしていますが、50歳以上の世代からは特に「危険な航空会社」というレッテルを貼られることが多々あります。

その理由として、1990年代に名古屋空港で墜落事故を起こしたり、それから4年ごとに大きな事故を起こしていたことから、日本のメディアでも多く取り上げられ、負のイメージが拡散してしまったのが原因です。

4年に一度事故を起こし、台湾では「華航四年大限」(中華航空は4年に一度事故を起こす)と不名誉な呼称までつけられた中華航空航空の現在の安全性はどうなのでしょうか?

機内サービスや現地台湾人の評判を交えて、チャイナエアラインについてレビュー解説してまいります!!

中華航空 ~概要~

中華航空(チャイナエアライン)
・ハブ空港:台北桃園・台北松山・高雄
・設立:1959年
・保有機材数:89機
・アライアンス:スカイチーム
・就航都市:成田/羽田/関西/中部/福岡/札幌/那覇/高松/富山/広島/静岡/熊本/鹿児島/中国/韓国/香港/マカオ/ベトナム/タイ/マレーシア/シンガポール/オーストラリア/アメリカ/カナダ/フィリピン/カンボジア/ミャンマー/インドネシア/インド/パラオ/ニュージーランド/イギリス/イタリア/オランダ/ドイツ/オーストリアなど(旅客便のみ)

サービス(最も安い国際線エコノミーでのサービスの有無)
-荷物預け:無料
-マイレージ制度:あり
-機内食:あり
-ドリンクサービス:あり
-事前座席指定:無料

*なお2019年9月時点の情報を参照しています。
*サービスについては路線によって異なることがございます。

上記したように中華航空は台湾のフラックキャリアで最も大きい航空会社です。

台湾にはエバー航空中華航空が唯一の大手航空会社として存在しています。

そんな中でも中華航空は、デルタ航空が主体となるスカイチームに加盟しており、台北桃園空港を本拠地として世界各地に飛行機を飛ばしています。

近年の日本・台湾旅行ブームに押されて、日本の主要空港のみならず地方空港にも定期便を飛ばしており、日本路線を最も重要な路線として行位置づけて運行しています。

そんな中華航空は、他の大手航空会社と同様、機内食やドリンクサービス・荷物の預かりなども無料です。

かつてはファーストクラスも運行していましたが、現在ではビジネスクラスが最上級の座席で、プレミアムエコノミー・エコノミークラスの3つのクラスを装備しています。

乗客層は主に、台湾-東京路線だと、台湾人ビジネス客・台湾人観光客・日本人観光客が主な顧客で、比較的に大手他社より安価な運賃でチケットを販売していて、JTBのツアーなどでも中華航空の便が使われていことがよくあります。

そして、近年では機材の最新化も順次進めており、A350B777-300ERなどの最新型旅客機が日本路線にも順次導入されつつあり、機内環境も良い航空会社です。

中華航空の就航地一覧。青色が自社便就航地。水色がコードシェア便です。
A350とB777には機内WIFIも完備。値段は台湾ドル。

4年に1度の事故!!?安全性は?

それでは、かつて4年に1度事故を起こした中華航空の現在の安全性はどうなのでしょうか?

結論から言うと、「安全な航空会社」と言えると思います。

かつて中華航空は、1994年の名古屋での墜落事故(264名死亡)・1998年の台北での墜落事故(203名死亡)・2002年の空中分解事故(225名死亡)と、四年に一度事故を起こしており、1998年の事故は4年前の事故とほぼ同じミスで起きた事もあり、杜撰な運行管理と猛烈に非難されました。

しかし、近年は完全民営化を遂げ、整備面でもコンプライアンスに厳密に沿った運用をしているとされています。また、以前墜落した機種は退役しており、現在運行されている飛行機は、国際的にも信頼性が非常に高い飛行機(機種)です。

一方、ライバルのエバー航空は就航以来死亡事故なしです。さらに、国営ではなくなったことから、万が一、また墜落したら経営面にも相当な打撃があることは十分承知していると思います。

台湾自体の経済発展にも支えられて、2002年の事故以来、死亡事故はなく、海外の航空会社安全性ランキングでも満点の7つ星を獲得しており、現在の安全性はかなり高いという事が言えると思います。

2007年には那覇空港でB737が炎上。死者は出ませんでした。この一件以来、機体損壊事故は起こっていません。

フライト情報

便名:CI 104便
出発地:台北/桃園(12:40)
目的地:東京/成田(16:55)
フライト時間:3時間15分
機材:A330-200
料金:約15000円ほど(Tax込み)

サービス・機内食

桃園空港の第2ターミナル。

それではここからは中華航空の実際のフライトについてレビュー・解説していきます!!

今回搭乗するのは台北桃園国際空港発成田空港行きの便です。

桃園空港でチェックイン、免税店でお土産を買いゲートに向かいます。

するとちょうど今回利用する飛行機が関西国際空港から到着したところ。この便が折り返しの成田空港行きとなります。

飛行機が到着してから、飛行機周りで働く作業員を眺めていると、4年前に来た時より、明らかに丁寧に作業をしています。(笑)

実は筆者は台湾に毎年来ていますが、初めて来た4年前の時、空港のスタッフが荷物を投げて移動させていたりと日本ではない光景に驚いたのを記憶しています。

飛行機以外でも、4年前はバスのドライバーが、山道で70キロくらいの速度で爆速してて、日本人の乗客が悲鳴をあげていました。(笑)

しかし、時は2019年。空港の係員はすごい丁寧に乗客の荷物を運び出し、飛行機のドアを閉める際もしっかり安全確認してから閉めていて、台湾のコンプライアンスもよくなったと実感します。(笑)

A330が関西から到着。折り返しの成田行きです。

飛行機には出発の40分前からボーディング開始。ビジネスクラスの乗客の後に機内後方の乗客が搭乗します。

機内に着くと、思った事が「ちょっと古いな…」という事です。座席は座り心地が良いですが、パーソナルモニターが10年以上前のもので、タッチパネルではなくリモコン操作と、飛行機自体そろそろ改修が必要だと感じます。(最新型の飛行機や改修が終わった飛行機は最新の装備です)

あと、詰め込み仕様なのか、少し座席も狭い感じがしました。

ただそのほかは、ヘッドレストもクッション性抜群ですし、収納スペースも広く使い勝手は良いです。

飛行機は5分早発でプッシュバック。滑走路まで行き離陸します。

モニターは10年位前のものか?少し小さめ。
最新の装備だったら、この2,3倍は大きいか?
座席。商務引用の者ですが乗客用とほぼ同じ。座り心地はとても良いです。

上空に出ると、早速機内食とドリンクサービスです。CAの方は、日本語が話せる方が殆どで、日本人には日本語で話しかけてきます。

今回はチキンポークからチキンを選択。台湾風の醤油ダレベースのさっぱりした美味しい機内食でした。

3年前も中華航空の台湾桃園発の便でチキンのメニューをいただいたのですが、その時は脂っこく、しつこめのお味でしたが、かなり改良されてるみたいで、同じようなメニューでしたが味付けは絶妙に良くなっていました。

その後は、ドリンクサービスでコーヒーをいただきます。そのほかにも紅茶やワイン・オレンジジュースなども配って回っていました。

中華風のチキン。味はおいしいです!後ろが隠れてしまいましたが、トマトとカボチャのマヨネーズあえとフルーツです。
食後のコーヒー。ミルクチョコクッキーは機内食についていたものをとっていました。

モニターは古いですが、映画やドラマの量は豊富。さすが日本路線が多いことから日系に近いくらいの日本語・邦画が備わっていました。

日本から台湾まで3.4時間なので十分すぎるボリュームだと思います。

ギャレーは広々。ここだけで12人分くらいの座席が置けそう(笑)。
搭乗率はほぼ100%。観光客が多めでした。
鹿児島市上空。真ん中の島は桜島。

飛行機はその後鹿児島・三重県上空を通り、成田空港にアプローチ。

定刻より30分早く到着しました。

総括

台湾にはエバー航空と中華航空の2つの大手がありますが、どちらも乗った筆者の印象では、双方とも、サービスの質はかなり高いと感じます。

数年前乗った中華航空は、行き帰りとも機内食は普通くらいの味でしたが、今回のものはトレーなども新しくなっており、味もとても美味しかったです。

映画などの種類も豊富で、日本便は定時制も良い事から、日本の航空会社(jalやana)とあまり変わらないのではと思いました。

ただ、今回の飛行機は少し内装が古めでしたので、早く改修してもらい、モニターもタッチスクリーンの大きな画面に変われば完璧だとかんじます!!

それでも、他の大手より安い運賃でコストパフォーマンス自体は良好です。安全性も上昇中なので是非台湾旅行の際は使ってい見てください!!

成田空港へアプローチ中。

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