日本と東南アジアは時差・フライト時間的に深夜便が多く飛んでいる路線です。
例えば、バンコク発‐羽田着の深夜便で説明すると、現地を夜10時に出発した飛行機が羽田空港に着くのは日本時間の朝の6時です。フライト時間も6時間ほどで「夜まで海外を楽しみ、機内で睡眠。朝に東京に到着可能。」と時間を有効的に使えます。そのため、ANA・JALを含めた多くの航空会社が深夜便を運航しています。
それでは、このような夜に出発し朝に到着する東南アジアの便では、機内食などのサービスは提供されるのでしょうか?
また、ぐっすり睡眠だけに時間を使いたい人はどうすれば良いでしょうか?
日系で最も東南アジア路線を飛ばすANAの深夜便でどのようなサービスが提供されるのか確認していきましょう。
ANAの東南アジア・深夜便のフライトは?
東南アジア方面の深夜便はお客さんの睡眠を優先するため他の国際線とは若干違ったサービスが提供されます。
例として、ANA・ジャカルタ発羽田行きの深夜便のサービスを見ていきましょう。

夜のジャカルタ国際空港。この便は現地を夜9時に出発、朝6時に羽田空港に到着します。
フライト時間は約7時間と少し。そんな時間帯の便でも、機内食はしっかり配られると、公式ホームページには記載されていました。時差があまりない国を飛ぶ日またぎフライトに搭乗します。
それではさっそくサービスを見ていきましょう。

離陸しシートベルト着用サインが消えると、ドリンクのサービスが始まります。普通の国際線の便なら続いて機内食が提供されますが、東南アジア路線の深夜便は、夕飯は食べ終わってる時間帯なので、上の写真のようなスナックパックが配られます。
ミネラルウォーター・チョコレートバー・クッキー・菓子パンが入っており、夜食に小腹のすいた人用といったところでしょうか。(ちなみにJALは何も出ないようです)
全員に配り終わってしばらくすると完全に電気が消え、就寝時間になります。

電気が消えたのが0時ほどで、4時(東京時間)になると機内食を配り始めるため明かりがつき始めます。

順次朝食が配られます。今回のメニューは親子丼のようなものです。割とヘルシーな味付け。
それにしても、4時に明かりが点灯しまぶしくて起きてしまいました…。
「朝4時(現地時間で朝2時)に機内食なんて配る必要あるのか...?」と正直思いますが、ANAやJALなどLCCでない航空会社は、差別化のために無理やりでも配る必要があるのでしょう。断ってた人も多かったので、LCCのノンフリルサービスもこういうときにはプラスかもしれませんね。

次第に空も明るくなっていきます。
正直、うるさいとぐっすり寝つけない人にとって、深夜便は結構きついですね…。

↑こちらに掲載されているのが、ANAの機内食やドリンクの提供の順番です。
深夜便は乗っていませんが、
①離陸から30分:ドリンク
②ドリンクの次:軽食
③到着の2時間前:朝食
といった順列で配られていました。
深夜便でぐっすり眠るには?おすすめグッツをご紹介!
以上、ANAの東南アジア深夜便の様子を紹介してきました。
他の航空会社も基本的にサービス内容は同じで、深夜便ではできるだけ寝れる時間を確保したようなサービスの順番となっています。
ですが、本当に睡眠だけに時間を使いたく、食べ物も飲み物もいらない人もいるかと思われます。そんな方には最低限以下の物を準備することをお勧めします。
①アイマスク
日系の航空会社などはただでもらえますが、あまりいいものではないので事前に購入をお勧めします。朝食の配膳の際照明がつきますので、持っているとかなり便利でしょう。
②耳栓
こちらもあると便利。日系の航空会社は機内でも無料配布しています。また枕と毛布はANA便では座席にセットしてありました。
③座席指定(窓側)
機内でビールを飲んでた人が多くいました。通路側だとトイレに行く際起こされますので、寝たい人は窓側がおすすめです。ただ、自分がトイレに行く際には横の人に気を使わなくてはいけないので、水などはあまり飲まないほうがいいかもしれません。
ちなみにほとんどの航空会社(LCCを除く)は24時間前からオンラインチェックインがスタートします。「座席選択不可能」のチケットの方でも、オンラインチェックインの際、空いている座席が指定できますので、チェックインが開始してから早めに済ませてしてしまうのがおすすめです。(24時間前ちょうどにチェックインすると大体は窓側・通路側もどちらも指定可能です)
座席の位置は、特に国際線では快適度に直結しますので、早めに選んでおくことをお勧めします。
以上3点は、ぐっすり休むには用意しておいたほうがよいでしょう。
深夜便はデメリットもありますが、時間を有効に使えるので非常にお勧めでもあります。また値段も安く設定されていることも多いのでぜひ利用してみてください。
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