皆さんは、飛行機のチケットにも学割があることをご存じでしょうか?
実は、ANAやJALなの日本の航空会社では、スカイメイト割引・スマートU25といった12歳以上25歳未満の若者のみが割引で予約することのできる、学割が存在するのです!!
さらにこの学割は、電車のような10%程度の割引ではなく、当日予約で、なんと通常の正規運賃から、50%以上安くなる、非常にお得な運賃となっています。
今回は、路線網も多い、大手航空会社のANAとJALの学割である、スマートU25(ANA)・スカイメイト(JAL)について紹介していこうと思います。
そんな中でも、筆者がおすすめするANAの割引のほうが使い勝手が良い理由を解説してまいります!!
学割の概要
まず初めに、飛行機の学割について簡単に説明します。
上記述べたように、日本の国内線には学割料金が存在しており、条件を満たす方は、その学割を使用することができます。
ANA・JALでは、年齢制限で、12歳以上25歳未満の方が対象の運賃です。
ただ、50%以上の割引率で売られている激安運賃とだけあって、制限もいくつか存在します。
まず、各社の学割運賃は、当日しか予約ができません。つまり、予定をあらかじめ立てて予約しておくことが不可能なのです。基本、当日に空席があれば学割で航空券を購入でき、飛行機に乗ることができます。しかし、普通、航空会社の運賃は、飛行機が出発する直前になればなるほど高額になっていきます。当日予約しても、国内線のほとんどの区間を1万円台で購入できるのは、大人にはない特権です。
他に、ANA・JALでもルールが若干異なってくるので、解説していこうと思います。
料金設定
ANA・JALでは一部他社運航便を除き、ほとんどの国内路線で学割プランを設定しています。今回は、代表的な路線である、東京/羽田‐札幌千歳線の料金の差について載せていきます。(期間は2019年度)
参考までに、ANA・JALの正規料金(普通にチケットを買った値段)は40000円前後が相場です。
ANA/U25/片道
通常期:14000円
(2019年4月1日~2019年6月30日、2019年9月1日~2019年10月26日)
ピーク:17000円
(2019年3月31日、2019年7月1日~2019年8月31日)
値段はJAL・ANA共にだいたい上記のようになっています。ANAは上記の運賃で固定されているのですが、JALは、当日の空席状況によって変動するそうです。でもほとんど、ANAと変わらないので上記の運賃を参考にすればよいと思います。
値段面では、JAL・ANA共に同じくらいです。
細かな違い
続いてJAL・ANAの学割運賃の細かい違いについてみていきます。
ANA/スマートU25
・予約変更→不可
・マイレージ入会→必須
・Webでの予約→可能
・予約開始時間→飛行機出発の当日0:00から
・マイル積算率→50%
JAL/スカイメイト割引
・予約変更→可能(同一区間)
・マイレージ入会→不要
・Webでの予約→不可(空港カウンターのみ)
・予約開始時間→飛行機出発の当日の空港カウンター営業時間
・マイル積算率→75%
以上が細かな設定の違いです。
ANAの場合、学割を利用するにはマイレージ会員にならなくてはなりません。会員登録だけなら無料ですので、1枚カードを持っておくといいかもしれません。
一方、予約変更はJALのみ可能です。ですが、当日購入運賃ですので、直前に購入するのだったら、便の変更のオプションはそんなに重要ではないと筆者は考えます。
また、筆者がANAをお勧めする、理由の一つが、Webでの購入がANAのみ可能だからです。JALの場合、空港に着いてからカウンターまで行って、空席があるか確認しなくてはならないのに対して、ANAの場合、当日0時0分からネットで手額に空席状況を調べ予約を入れることが可能です。
就寝前や自宅で、チケットの予約を早く入れられれば、予定を立てるのに楽ですし、東京の空港のように、JALのカウンターに行って空きがなかったから遠く離れたANAのカウンターに移動する必要もありません。何なら、空港に向かう最中にスマホで予約が取れるので、皆様には是非ANAをお勧めします。



ちなみに、ANAとJALの学生カードでは、JALのほうがおすすめなので、気になる方はこちらの記事もご覧ください。
学生で最もお得なクレジットカードは!? JALカードが最もお得な理由!
まとめ ~ANAがおすすめなもう一つの理由~~
上に述べてきたように、JAL・ANAの学割は若干の違いがありますが、ネット予約が可能な点でANAが良いのではないかと、筆者のおすすめを述べてきました。
ただ、ほかにもANAをおすすめする絶対的な理由が1つあります。それは、ANAのほうがJALより圧倒的に空席率が高いからです。
JALは先の経営破綻もあり、飛行機は小型化・効率化させ、搭乗率を増やして利益を最大限に上げる戦略を取っています。特に、羽田空港なんかは、JALの電子掲示板では、予約率が△(残席僅か)・×(残席なし)の便が多い日でも、ANAの場合〇(残席多数)が大半を占めてるなんてことも珍しくありません。
ANAは、大きめの飛行機で、たくさんの人を運ぶ戦略なので、空席の数もJALより多くなっている印象です(もちろん時期にもよりますが)。
筆者は、JALは満席だったけど、ANAだと予約が取れたという経験を何度かしています。
JALの空港カウンターまで行って満席で、ANAの予約を入れることになるなら、初めからWEB予約可能なANAで予約を取ってしまった方(空きがあるのなら)が、当日の予定も立て易いですし、いいとは思いませんか?? しかもANAのほうが残席数にゆとりがあります。

そんな理由が、筆者が学割はANAをお勧めする理由でした。若者の皆さんも、是非飛行機に乗る予定があったら使ってみてください!
(2019年7月現在の情報です)
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