バンクーバーとトロントを比較!ワーホリ・留学におススメは?

留学やワーキングホリデー(以下ワーホリ)の渡航先として有名なカナダ。

その中でも人気の都市が西部に位置する太平洋の玄関口・バンクーバーカナダ最大の都市・トロントです。

同じカナダの都市でも、バンクーバーとトロントで非常に大きな違いがあり、渡航しようと思ってる方はどちらにするべきか悩みどころではないでしょうか??

今回はそんな日本人に人気なカナダ2大都市の違いや特徴を、バンクーバーとトロントに住んでいた筆者が解説していこうと思います!!

留学やワーキングホリデー、さらには旅行でアメリカ大陸に行く事は、一生忘れられない一大イベントであるに違いありません!

悔いのない留学にするためにも、しっかりと2つの都市を学んでから渡航先決めましょう。



バンクーバー 特徴

バンクーバーのダウンタウン

自然 : 周囲に自然が多い
食べ物 : アジア系のレストランが多い
交通: 利便性が良い(バスは24時間)
人種: 50%近くはアジア系(ダウンタウン)
清潔度: 非常に綺麗
犯罪:トロントよりは少なめ
住宅: 450ドル〜(1ヶ月)
仕事: 非常に見つけやすい

気候: 一年を通して暖かい
観光地: バンフ ビクトリア シアトルなど

バンクーバーはカナダの西側に位置する港町です。

日本からも直行便が多く出ており、カナダの中でも最も知名度が高い都市なのではないでしょうか?

そんなバンクーバーの特徴は自然が非常に豊かと言うことです。

トロントは殺伐とした都会のようなイメージで、200キロほど北にドライブしないと国立公園までたどり着けませんが、バンクーバー周辺は山々に囲まれており、川・海・山といったカナダの大自然を堪能することができます。

ダウンタウンでも非常にゆっくりとした時間が流れており、東京のような都会のイメージのトロントとは異なり、日本人の想像する大自然豊かなカナダを味わうことができるでしょう。

また、日帰りできる観光地も周辺に点在しており、スターバックス1号店で有名なアメリカ・シアトルには車で3時間ほどです。

花の街として知られるブリティッシュコロンビア州の州都・ビクトリアへはフェリーで1時間ほどで、近場にたくさんの主要観光スポットが存在します。

ただ、ダウンタウンとバンクーバーの街は少し小さめで、長く居ると飽きてしまうかもしれません。ダウンタウン周辺を歩いていると必ずと言っていいほど知り合いに会うほど、街の機能は一箇所に集約しています。

一方、衛生面や食べ物の面では日本人にとっては非常に暮らしやすいと思います。

バンクーバーには多くの中国系移民が暮らしており、トロントに比べて日本料理店や日本食材の種類や数は極めて豊富です。

またアメリカやカナダの公共施設(トイレなど)の衛生状態は、日本と比べて劣悪なことが多いですが、バンクーバーは筆者が経験した中で最も衛生面が発展しています。

潔癖症の人にはバンクーバーをお勧めします!!

日本食材店には大量のお弁当が並びます!!味もなかなかで北米では珍しくお弁当が外で買える街です。

トロント 特徴

トロントのダウンタウン(トロントアイランドから)

自然: 少ない
食べ物: 世界各国の食べ物・日本食はバンクーバーより少なめ
交通: 利便性が良い(バスは24時間)
人種: 世界各地からいろいろな人種
清潔度: そんなに良くはない
犯罪: 普通(トロントよりは悪い)
住宅: 450ドル〜(1ヶ月)
仕事: 見つけやすい
気候: 冬は寒く氷点下になる
観光地: ナイアガラ・ニューヨーク・オタワ・モントリオール・ケベックなど

続いて紹介するトロントは、リトルニューヨークとも言われカナダ最大の大都市です。

五大湖の1つであるオンタリオ湖のほとりに存在します。

アジア人が多いバンクーバーと比べ、世界各地からいろいろな人種が集まっています。中でも中南米から出稼ぎに来た人などが多く見受けられます。

そんなトロントの特徴は、アメリカらしい大都会で住みたい人にオススメと言うことです。

トロントのダウンタウンは、北米でもシカゴに次ぐ第4位の経済都市であり、巨大なビルやタワーが乱立しています。

カナダで唯一のメジャーリーグの所属球団であるブルージェイズの本拠地でもあり、シーズン中にはダウンタウンにあるスタジアムに多くの人が集結します。

また、ダウンタウンが非常に小さいバンクーバーと比べ、トロントはどこまでいっても住宅街や街が続いており、ショッピングモールなどの娯楽施設も多数存在しています。

観光地と言えばナイアガラの滝が有名で、トロントのダウンタウンからバスで2時間ほどの距離です。

ナイヤガラの滝の玄関口として有名なトロント。車で2時間ほどでアメリカ国境沿いにあるナイアガラの滝に行くことができます。

またニューヨークには車で9時間・飛行機で1時間30分ほどで、ニューヨークに行きたいからトロントに留学に来たと言う人も多く見かけました。

さらに、日帰りでは遠いですが、西に進むとカナダの首都であるオタワや、フレンチカナディアンの町であるモントリオールやケベックに旅行に行くには最適な場所です。

一方、自然の面に関しては他のカナダの都市より、少ない印象です。

また、バンクーバーに比べて衛生環境はそこまで良くなく、公共トイレなども汚いところが多くあり、日本のきれいな環境に慣れている人は初めは苦労するかもしれません

「アメリカらしい大都市に住んでみたい」と言う人にはぜひオススメできる都市です。



トロントの交通機関・TTCは24時間運航しており夜遅くまで安心して遊べます。

物価は安いのは?

一般的な食料品の物価はトロントもバンクーバーのそれほど変わりません。

続いては物価の違いについて書いていこうと思います。

結論から言うと全体的に物価はトロントが高めです。

日本人の留学生は日本食が恋しくなる人が多いと思います。

スーパーで日本食材を買ったり、日本料理屋に行ってご飯を食べたりすることが可能ですが、トロントは内陸に位置しているためアジアからの食材の輸入にコストがかかり、全体的にアジア圏の食材の値段は高めです。

例えば、日本のラ王5袋パックが、バンクーバーだと6.99ドルだったのに対し、トロントでは10.99ドルで4ドルも高くなっています。

他にトロントの方が税率が若干高くなっており、13%近くの消費税を取られるので、かなり割高な印象があります。

私は初めトロントに住んでおり、その後バンクーバーに引っ越しましたが、日本食材や日本料理の安さに、非常に驚いたのを覚えています。

コスト面で、少しでも安い生活を送りたいと言う人はバンクーバーの方が良いかもしれません。

ちなみに交通機関や携帯等の通信網の値段はそこまで大差ありませんのでご安心ください。

英語の勉強しやすさ

移民大国のカナダには世界中から多くの留学生が集まります。

留学やワーホリに行く人の悩みでよく聞くのが、「英語を鍛えたいから、日本人のいないところが良い!」という悩みです。

正直に言うと、語学学校や大学には少なからず日本人は存在します。

そんな中でも、バンクーバーの日本人の割合は非常に多いです。

例えば街を歩いていても、日本人に合わない日は無いですし、語学学校も日本人率30%以上なんてところは多くあります。

一方、トロントでは、街中で日本人を毎日見かけるという事はあまりないです。

しかし、学校には少なからず日本学生は在籍しており、どこの学校も、少なくても10%近くは日本人が在籍しています

そんな状況で、日本人と会わないと言う事は、この2つの都市では不可能と言っても良いでしょう。

ただ、日本人の学生は主に初級のクラスに配属されることが多く、英語力を上げて上級のクラスに行くと割合は一気に少なくなります。

学校の授業で多くの外国人に囲まれた環境で勉強したいなら、英語を頑張ることをお勧めします。

また、全体的に、トロントには南米などのスペイン語やポルトガル語。バンクーバーには中国語や韓国語を母語にする生徒が多いです。

英語は喋る人の母語によって、アクセントにかなりのクセがでます。

筆者ははじめ、スペイン語系の英語が全然聞き取れませんでしたが、トロントでスペイン語を母語にする友人の英語を毎日聴いてたことで、苦手なアクセントの英語でもしっかり聞き取れるようになりました。

世界中で英語を話している人の、50%以上が母語が英語ではない人だと言われています。英語で仕事をしたり、コミュニティーを作るにはネイティブだけでなくそういった人たちの英語を聞き取れる能力も重要です。

このように、自分の苦手なところを補うために、留学先を決めるのもいいかもしれませんね。(もちろん街には英語が母語の人がマジョリティーですが、あくまで語学学校内での話です)

仕事につきやすいのは?

ワーホリで重要な仕事の見つかりやすい都市は??

続いてはトロントとバンクーバーどちらが仕事を得やすいのかという疑問です。

筆者はトロント・バンクーバーの両都市で働いてましたが、バンクーバーの方がハードルが低いと思います。

バンクーバーはアジア系の人(日本人を含む)がトロントより多いため、同じ日本人の紹介や、アジアの学生を雇うことに抵抗は少ないと思います(別に差別があるというわけじゃありません)。

また、バンクーバーには、日本食レストランや日系企業も多いため、そういった企業は常に日本人を募集してたりするので、仕事を見つけやすいです。

一方、トロントもバンクーバーほどではないけれども、大都市ですので仕事は見つけやすい環境にあります。

また、最低賃金もバンクーバーが11ドルちょっとなのに対して、トロントは14ドルなので、もらえるお金も若干多いでしょう。

ただ、世界中からいろんな人が来ていて競争も激しい分、良い待遇の仕事を得るためには、英語力やスキルを高める必要があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

トロントとバンクーバーに実際に住んでいた筆者が、2つの都市の違いや魅力を説明させていただきました。

筆者ははじめアクセントが強い英語が苦手だったため、世界各国の人が多いトロントを選び、そこで英語の勉強をしていました。

その後は、フルタイムでの仕事を求めてバンクーバーに移り、半年間現地で働いて日本に帰ってきました。

実際にトロントに行ったことで、今まで苦手だったスペイン語やフランス語系のアクセントの英語をしっかり聞き取れるようになり、自分の成長に大きく繋がったと感じます。

どんな留学にしたいのか?
何を学びたいのか?

これらをしっかり考えて留学にいかれることをおすすめします!!

カナダはどこの都市でも、それぞれの特徴や面白みがあり、素晴らしい国ですので、是非カナダライフを楽しみながら、目的を達成してくれればと思います!



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