ボーイング747は通称ジャンボジェットと言われて親しまれている、二階建てのジェット旅客機です。
全盛期には、日本航空やANAを含めて、多くの国際線がボーイング747で運行されていました。
しかし、近年の小型機多頻度運行の流れから、燃費の悪い大型機は徐々にその姿を消しつつあります。
今回は、引退も近いジャンボジェット・ボーイング747の国際線の様子を紹介したいと思います!!
ジャンボジェットの機内の様子や座席はどういった雰囲気なのでしょうか?
日本に未だジャンボを飛ばし続けるタイの大手・タイ国際航空のバンコクから羽田空港までのフライトを見ていきましょう!!
**この記事は2020年3月現在の情報を使用しています。最新の情報とは異なる可能性もございますのでご注意ください。
ジャンボジェット(B747-400)の解説!!
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・生産機数:1554(2019年)
・エンジン:4発
・運用航空会社:タイ国際航空・大韓航空・アシアナ航空・ルフトハンザ・ブリテッシュエアウェイ・カンタス航空・中華航空等
ボーイング747は通称ジャンボジェットと言われる、飛行機の前方部分に2階席を備えている、大型の世界初ワイドボディー機(機内に通路が2つある)です。
ジャンボジェットが誕生する以前は、飛行機旅行は一般市民にとって高嶺の花でした。ジャンボジェットの登場により座席供給数を大幅に拡大することが出来るようになり、航空券の価格低下と大衆の飛行機旅行の時代を切り開いた、あまりにも有名な飛行機です。
かつては日本航空やANAもたくさんのジャンボジェットを保有しており、日本航空に至っては世界最大のジャンボジェットのオペレーターでした。
しかし近年では、燃費の問題からエンジンが2つの飛行機が主流となり、小さめな飛行機での多頻度運航が最も効率が良い運用とされ、超大型機のジャンボジェットは年々その数を減らしています。
近年、日本に就航するジャンボジェットは、東京羽田空港発着だと片手で数えられるフライト数で、カンタス航空・ルフトハンザ・タイ国際航空などのごく限られた航空会社がB747を就航させています。
そんなB747には、就航を開始した1970年代から多数のタイプが製造されてきました。
いま、世界で飛んでるタイプは大きく分けて、B747-400とB747-8の2つです。
前者のB747-400はANAや日本航空も数年前まで保有しており、初めて航空機関士の乗務なしでの運航を可能にした、「ハイテクジャンボ」と呼ばれる飛行機です。
しかし、B747-400も次第に老朽化が進んでおり、現役で飛んでいる機数はごく僅かです。
一方、B747-8はボーイングが近年開発した最新型のジャンボジェットです。
ルフトハンザドイツ航空や中国国際航空・大韓航空などが運用しており、しばらく先までは飛び続けると思われます。
しかし、4発のエンジンを積み、燃費が悪いなどの理由もあり、新型のB747-8は僅か36機(旅客型)しか売れておらず、このB747-8が世界から姿を消す頃には、ジャンボジェットのフライトは過去の遺産になってしまっている事でしょう。
そんな、人気のジャンボジェットでフライトできる機会はあと僅かかもしれません!
皆さんも機会があったら是非利用してみてください!
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搭乗レビュー
フライト情報
出発地:バンコク/スワンナプーム(14:50)
到着地:東京/羽田(22:30)
飛行時間:5時間40分
機種:B747-400
今回はバンコク発羽田空港行きのタイ国際航空660便に搭乗します。
使用する飛行機は勿論ジャンボジェットです!!
懐かしのジャンボの機内を詮索していきましょう!!
料金は?
今回のフライトは、インドのニューデリーからバンコク経由で羽田空港まで向かうフライトです。
料金は税金込みで片道35,000円となかなかの安さを誇っています。
東南アジア方面のフライトは、HIS系列・サプライスからの予約が非常にお得です。
皆さんも是非タイなどに向かう際は、使ってみてください!!
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バンコク・東南アジア行きの航空券予約の際は是非チェック!!!
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空港から搭乗まで
今回は乗り継ぎ便でデリーから到着。バンコク市内を3時間ほど観光して、14時50分発の660便で羽田空港に戻るプランです。
空港に到着したのは12時50分ごろ。コロナウィルスの影響で空港は閑散とおり、チェックインや出国もかなりスムーズでした。
バンコク・スワンナプーム空港で出国すると、が搭乗ゲートまで永遠に続く免税品店を抜けなくてはなりません。
スワンナプーム空港はかなり巨大で、今回到着するゲートまでは約10分ほどかかりました。
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ゲートにつくと、お待ちかねのジャンボジェットの姿が…
スターアライアンス塗装のボーイング747型機です。
その後30分前には、搭乗の開始時刻で機内に入ります。
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機内の雰囲気や座席をチェック!!
さて、ジャンボジェットの内装はどのような仕様なのでしょうか?
エコノミークラスの座席は3-4-3の配列で横幅・天井までのスペースがものすごく広くなっています!
また、シートベルト着用サインなども、導入当初から変わっていないもので、平成初期の雰囲気を醸し出しています。
座席には個人モニターも付いており国際線仕様になっていますが、正直に、機内はかなり古くなってており、装備も2.3世代前のものが使用中!!
飛行機好きだったら良いですが、普通の乗客だったら新しい飛行機の新しい設備の方が良いと感じるでしょう…。
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ちなみに、筆者は同じ660便で以前フライトした事があり、その際はA350型機で最新鋭の設備が搭載されていました!!(レビューを貼っておくのでご覧ください)
おそらくもう少しで引退なので、改装しないで最後の日まで使い続けるのだと思います。
しかし逆に、昔ながらのジャンボジェットの姿が残っているので、好きな人にはたまらないでしょう。
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食事・ドリンク
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飛行機は順調に離陸し東京へ進路をとります。
食事やドリンクは通常のタイ国際航空のフライトと同じで、はじめにドリンクとおつまみが配られた後に食事が提供され、最後にコーヒーサービスです。
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ジャンボのコックピットに潜入!?その様子とは?
実は筆者は半年前程、タイ国際航空のB747-400型機を利用しており、その際にコックピットにも潜入させてもらいました!!
コックピット内やアッパーデッキの写真も撮らして貰いましたので興味がある方は、是非そちらの記事もご覧ください。
タイの国内線の記事ですが、使用されている飛行機はバンコク-東京路線にも投入されている飛行機です!!
総括
飛行機は順調に飛行を続け定刻で羽田空港に到着です!!
ジャンボジェットのフライトは揺れも少なく安定感抜群で、とても快適に感じました。
しかし、機内は老朽化しており、設備面においては日本航空やANAに大分劣ることは確かです。(なので安値で売られています)
一方、内装は殆ど昔のまま使われており、至る所にジャンボジェットの面影を感じる事が出来て、とても懐かしく感じました!!
引退まであと少しと噂が絶えませんが、飛行機好きなら是非乗っておきたいタイ国際航空のB747-400だと強く感じるフライトでした!!
・タイ国際航空のサービス(機内食・座席等)
・ジャンボジェットの機内の様子
・ロイヤルシルククラスの座席
・アッパーデッキの様子
・ジャンボジェットのコックピット