【航空会社】中国人だらけでカオスな中国国際航空 シンガポール‐成都‐成田 AirChinaの評判・機内食はいかほどか??

皆さんは中国の航空会社と言ったらどのようなイメージを抱くでしょうか?

安全が心配・機内食がまずい・中国人がうるさくて寝られないなどなど、中国と聞いただけでマイナスの感情持ってしまう日本人は非常に多いと思います。

そんな中国を代表する航空会社・中国国際航空は習近平など中国共産党幹部も御用達の日本で言うJALやANAのような航空会社です!!

今回はそんな中国国際航空の乗り継ぎ便でシンガポールから成都。そして成都から成田空港まで向かいます。

上海や北京と比べて田舎である内陸の都市へのフライトはどのような雰囲気のでしょうか?

北京に本拠地を置く中国三大航空会社の1社である中国国際航空。

中国国際航空 概要

中国国際航空は英語名でエアチャイナと呼ばれる中国で最も威厳のある航空会社です。

中国には中国東方航空・中国南方航空と呼ばれる巨大な航空会社がいくつもありますが、中国共産党員の移動の際の足になるのは中国国際航空だけです。

以前金正恩が米朝首脳会談でシンガポールに行った際、中国国際航空の飛行機をチャーターしてシンガポールに向かいました。

そんな要人も乗せる国のナショナルフラッグキャリアであるのが中国国際航空です。

エアチャイナは現在スターアライアンスに所属しており同じグループのANAやユナイテッド航空とコードシェアやマイルの提携をしています。

中国国営のナショナルフラッグキャリアとだけあって、国と政治の結びつきの強い地域に広大な路線網を持っています。

ちなみに中国国際航空のチケットは中国人に向けては高値で売られていますが、日本人に対しては非常に安く売られているのが特徴です。

例えば今回のフライト、シンガポールから成都を経由しての成田行きのチケットは、往復諸々込みでわずか35,000円ほどでした。

さらに成都では1泊分のホテルが無料で提供され格安航空会社以上の格安チケットとなっています。

日本人にとって中国の飛行機はあまり人気がありませんが、とりわけ事故が多いわけでもないですし、コストパフォーマンスでは最強の航空会社です。マイルも50%分貯まりました。

シンガポール→成都 中国の奥地へ向かう!

‐フライト:中国国際航空404便

‐出発:シンガポール(16:00発)

‐到着:成都(20:30着)

‐フライト時間:4時間30分

‐機種:A320

‐搭乗率:ほぼ満席

では早速シンガポールから四川省成都まで飛行機で向かいます。

中国国際航空は中国各地からシンガポールへの路線を飛ばしておりチェックインカウンターはほとんど1日中空いています。

カウンターでチェックインを済ませゲートの前まで向かいます。

ちなみに今回は成都で日をまたぐトランジットがあるのでホテルが無料で提供されるようです。

乗り継ぎ便でホテルを提供してくれる航空会社は他に聞いたことがないので非常にお得です。

飛行機のゲートにつくとそこにはたくさんの中国人がいました。

しかし客層は人民服のような暗めの服を着ている、典型的な中国人といった人が多くびっくりです。

上海や北京など沿岸部の工業都市ではかなり西洋の文化が入っていますが、内陸部の四川省はどちらかと言うと田舎者の中国人ばっかりです。

早速搭乗が開始され飛行機に入りますが、英語がわからないのかビジネスクラスでないと思われる人まで一斉に優先搭乗の際に列を作っていました。笑

飛行機は約150人乗りほどの中型機です。旅行客の中国人だらけでかなり騒がしいですが、なんと筆者の前1列の乗客は日本人の家族でした。

一体何の用事がありシンガポールから成都に向かってるのでしょうか?

非常に気になるところです!!

シンガポールに到着する中国国際航空の機体。50分ほどで折り返し便・成都行きになります。国際線なのに予定みっちりのスケジュールですね(笑)。
機内から出発前の写真。

飛行機は順調に離陸。進路を北に向けて飛んで行きます。

小さな飛行機でしたが国際線専用機材なのか個人のモニターもあり、わずかではあるけれども日本語の映画も存在しました。

離陸から1時間後には機内食の提供があります。

中国国際航空と言ったら評判に機内食がまずいとかかれることが非常に多いですが、このフライトのメニューはなんとシンガポール風のチキンライスでした。

柔らかいチキンと野菜やサラダもしっかり入っており栄養バランスも良さそうです。味もおいしくなかなかの機内食だったと思います。

チキンライス。チキンは中国系のたれで味付けされています。サラダなどもスパイスが聞いててなかなかのお味。ボリュームも機内食の割にかなりあります!!

そうこうしている間に飛行機は空港に向けて着陸態勢に入ります。

着陸後はバスでのターミナルまでの移動となりましたが、チベット航空など日本ではなかなか見られない珍しい飛行機がたくさんとまっていました。

ボーディングブリッジがあると思いきや、階段で外に出されバスでターミナルへ向かいます。到着したのは国内線ターミナルで、入国管理の施設がある国際線ターミナルまで向かいます。
チベット航空が…。日本じゃ絶対に見れませんね。(笑)

成都でトランジット(乗り継ぎ)のフライトですが、乗り継ぎの便は翌日夕方出発なので、1回中国に入国します。

エアチャイナが予約してくれたホテルに向かおうとしますが、案内カウンターなどは夜でしまっています。

路頭に迷って出発ターミナルの空港インフォメーションカウンターに行くと、親切なスタッフがホテルに直接電話をして送迎の車を向かわせてくれました。

かれこれホテルに着くまで2時間ほどかかりましたが何とか無事到着です。カウンターが閉まって案内もないと言ったところ、ちょっと適当ですが、無料でホテルに泊まらせてくれるのでまぁよしとしましょう。笑

エコノミーの最も安い種別のチケットでホテルが無料でついてきます!!ランクは普通の3つ星くらい。筆者は中国に何回も渡航しているので慣れていますが、初めての人はかなり落ち着かないかもしれません(笑)。

成都→成田

‐フライト:中国国際航空459便

‐出発:成都(15:10発)

‐到着:東京/成田(21:00着)

‐フライト時間:4時間50分

‐機種:A320

‐搭乗率:ほぼ満席

成都のダウンタウン。ちなみにANAも毎日飛行機を飛ばしています。

翌日は乗り継ぎ便に乗り成田空港に戻ります。飛行機は夕方出発だったので、午前中はゆっくり市内を観光することができました。

市内からバスで空港へ向かい成田空港行きの便のチェックインをします。

飛行機は昨日と同じタイプのエアバス320で150人乗りほどの飛行機です。ちなみに成田から成都の便は毎日1日に進んでいます。

バスに乗り飛行機まで向かい機内に入ります。

客層は前日の便と同じで、いかにも田舎者風な中国人観光客が多かったです。おそらくこれから東京に観光に行くのでしょう、日本人の乗客はほとんどいないのではないでしょうか?。

見慣れない飛行機もたくさんいます。こちらは四川航空の同じく成田行きの便です。
中国の飛行機がたくさんとまってました。
こちらは今回の搭乗機です。成田まで5時間ほどのフライト。上海や九州・四国上空を飛んでいきます。

飛行機は離陸すると東に一直線に飛んで行きます。

しばらくすると機内食の提供が始まりました。

前回のチキンライスはなかなかおいしかったですが、今回はカレーが出てきました。味もまあまあで、非常に具だくさんのカレーです。

中国国際航空のレビューでは機内食がまずかったとぼろくそ書かれていますが、今回の2便に関して言えば普通においしいメニューが出てきました。

二本のレトルト風のカレーでした。エビのサラダ・スイカ・メロン・パンが添えられ、右下のパックにはザーサイが入っています。

機内では日本語のアナウンスはなく、中国語と英語のアナウンスのみです。順調に東にフライト続け日が落ちてきた頃に成田空港に着陸しました。

最後に…

本来シンガポールから東京に帰るのなら直行便で7時間あれば十分です。ですが、今回の経由便では約28時間ほど時間を要しました。

時間はかかりましたが、①フライトが往復で35,000円だったということ ②ホテルを無料で提供してくれたこと ③機内食がなかなかおいしかったこと ④アライアンスメンバーのANAのマイルが2000マイルほどついたということなどなど、非常にお得だったと思います。

近年中国国際航空の飛行機は値上がりしていて、35,000円ではシンガポールまで航空券を購入することはできないでしょうが、それでも前評判に比べたら非常に良い航空会社で、コストパフォーマンスも充分でした!!

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