【航空会社】タイガーエアのサービス・機内食は?機内食で豚足が出る台湾で唯一の本格派LCCの解説・レビュー!高雄‐成田路線

「台湾虎航」と中国語で書かれる、ネーミングセンス光る台湾のLCCがタイガーエア台湾です。

以前、台湾にはVエアというLCCが存在しましたが、親会社のトランスアジア航空と共に破産して以降、台湾唯一の本格派LCCとして君臨し続けています。

そんなタイガーエアは、日本の各地に就航しており、日本観光ブームの台湾人観光客には人気な存在で、台北の地下鉄などにも、たくさんの広告を掲載しており、その知名度はかなり名の知れたものになってきました。

値段も、日本‐台湾路線では最安で出る事が多い印象で、安さを追及したいLCC利用客にとっては、捨ててはおけない存在です。

今回は、そんな台湾のLCCであるタイガーエア台湾について、実際に搭乗したレビューとサービス・航空会社の解説をしていきたいと思います!

筆者は、「タイガーエア」という、謎のネーミングセンスから、「胡散臭いアジアのLCC」という印象を勝手に抱いていましたが、そのフライトは快適性抜群で非常に驚きでした!!!

*なお2019年10月時点の情報を参照しています。最新情報と異なる可能性がございますのでご注意ください。

タイガーエア台湾~概要~

格安航空会社
航空連合:未加盟
設立:2013年
料金:安め
保有機数:11機
日本の就航都市:成田/羽田/中部/関西/福岡/岡山/那覇/仙台/茨城/函館/旭川など

サービス(最も安いチケットでのサービスの有無)
-荷物預け:有料
-マイレージ制度:なし
-機内食:有料
-ドリンクサービス:有料
-事前座席指定:有料

*なお2019年10月時点の情報(英語版wikipedia等)を参照しています。最新情報と異なる可能性がございますのでご注意ください。
*サービスについては路線によって異なることがございます。

タイガーエア台湾は台湾の格安航空会社(LCC)で、現時点(2019年時点)で台湾をベースとする唯一のLCCです。

本来は、シンガポールに本拠地を置く、「タイガーエア」の台湾ブランドでしたが、2017年に本体である「タイガーエア」がシンガポールのLCCである「スクート」に吸収されたため、中華航空(マンダリン航空を含む)が100%の株式を習得し、「タイガーエア台湾」として現在でもブランドを継続している珍しい経歴の航空会社です。

そんなタイガーエア台湾は、日本の各地に就航しており、日本全国と台湾の台北・高雄を結んでいます。岡山や旭川など、マイナーな地方空港にも就航しており、地方から台湾に出たい方にとっては利便性が高いです。

また、LCCとして値段は安めの設定で、他の日系LCCより安値でチケットが売られていることが多い印象です

特徴として、台湾のアイデンティティーがふんだんに感じられる、機内食(有料)がお勧めで、台湾名物の鶏肉飯や煮込み豚足など、本場の味を機内でも楽しむことが可能です。

さらに、タイガーエア台湾の現地語表記は「台湾虎航」で、中国語で表示されていても、一瞬でタイガーエアだと把握することが可能。(笑)

台湾唯一のLCCで、チケットも他のLCCより安いとだけあって、観光客や学生客が多く、台湾での知名度も非常に高いエアラインです。

フライト情報

便名:IT280
出発地:高雄(8:00)
目的地:東京/成田(12:10)
フライト時間:3時間10分
機材:A320-200
料金:12000円ほど(Tax・有料機内食を含む)

高雄国際空港 ~搭乗まで~

朝8時の便で東京/成田に向かうスケジュール。5時半にホテルをでて、高雄の地下鉄の始発に乗ると、ちょうど6時30分頃に空港に到着です。

高雄国際空港は台湾第二の都市の玄関口ですが、那覇空港くらいの規模の空港です。

台湾国内線の他に中国ベトナム・韓国などへも国際線が就航していますが、何故か日本の成田・関西行きの便は早朝初がほとんど…。エバー航空の成田・関西行き・中華航空の成田・関西行き・日本航空の成田行き・ピーチの成田行き・タイガーエアの成田行き・スクートの関西行きなど殆どが、7~9時台の出発となっています。

おそらく、日本‐高雄路線は台湾人観光客が多いので、台湾を朝出発するダイヤが組まれているのではないでしょうか…?(勝手な想像です笑)

朝7時台に成田行きと関西行きが固まっています(笑)。
小さめの空港ですが、東・東南アジア各地に国際線が飛んでいます。
カウンターは行き先ごとに分かれており、出発の2時間30分前からチェックイン開始

タイガーエアのカウンターに行きチケットを発券してもらいます。

行きのスクート(関西発)では荷物の制限は緩めでしたが、タイガーエアのカウンターの人はなかなか厳しく、10キロまで機内持ち込み可能だったところ、荷物が9.8キロだったので「免税品は買わないように!!」と注意されました。(笑)

3年くらい前までは、こういう規則はゆるゆるだった印象の台湾でしたが、近年では先進国並みのルール重視が浸透してきています。

結局、お土産を追加で買えずに、保安検査場を通ってイミグレーションへ。台湾パスポートのところはかなり並んでいましたが、外国人の列はガラガラでした。(笑)やっぱり高雄発は台湾人客が多いのでしょうか?

出国してゲートへ、ボーディングは20列より後ろ。10-19列の客。全ての乗客と非常にスムーズな搭乗案内でした。

フライト ~サービス・機内食~

機内についてまず感じたことが、「キレイ!」の一言。

往路のスクートは内装がボロボロで、他にもアジアのLCC(日本・韓国を除く)は内装に力が入ってないところが多いので、タイガーエアも同じ感じかと思って搭乗してみると、最新の設備で清潔感溢れていました!

ネットで調べてみると、今日の機体は就航から1年しかたっておらず、新品同様。しかし、ほかのタイガーエアの機体を見ても、比較的新しいものばかりだったので、機内環境はかなり良いエアラインなのだと思います。

向かいにはピーチのゲートが!!この数日前バニラエアが消滅し、バニラエアの成田‐高雄路線もピーチの運航になっていました。
「クロロ」というキャラクターとコラボしていて、いたるところにデザインが
座席は黒一色。シートピッチは他のLCCと変わらず。
最新の機材で座席も清潔です。
台湾のキャラクター「Kuroro」とコラボ中。「KURORO…キャッツアイ惑星NGC6543で生まれた宇宙猫であり、宇宙特派員として活動している。」(クロロ公式サイト(中国語)より翻訳)
機内誌も、LCCだとボロボロのものが入ってたりしますが、とてもきれいな状態。

そんなに大きい空港ではないので、あっという間に滑走路の端っこに来てテイクオフ! 約270度ほど旋回して、高雄市上空を回って進路を北に向けます。

今回は座席指定で前の列を押さえましたが、ラッキーなことに隣が空席!!全体を見ても搭乗率は60-70%と言ったところで、いつも満席ぎりぎりで窮屈な台北路線とはずいぶんの差です!

乗客もほとんど台湾人の方で、日本人(と思われる方)は全く見かけませんでした。

シートベルト着用サインが消えると早速機内サービス。機内食を事前購入していたので、すぐに持ってきてくれました。

「豚足とメンマ乗せごはん」といった台湾料理を頼みましたが、正に台湾の味そのものでなかなか美味しい!!

行きのスクートでは、機内食が高いうえに、量も微妙でセットメニューでついてきたお菓子は、チョコレート(巨大な板チョコ)とあまり良い印象はありませんでしたが、タイガーエアの機内食は美味だし、ご飯もたくさん入っていて満足。お菓子もイチゴポップコーンと万人受けしそうなレパートリーでした。

メインはご飯の上に、野菜・煮卵・豆腐・豚足・メンマが乗っています。
イチゴポップコーン。
煮込み豚足とメンマ乗せご飯。お皿に盛りつけると、台湾の屋台やレストランで提供されてそうな雰囲気です。

機内販売では、アルコールやジュース・他の機内食・サンドウィッチなど種類も豊富です。ただ、少し値段は高めで、最近台湾の物価は以前より高くなってきていますが、日本のLCCと対して値段は変わらないくらいの値段設定となっていました。

他に、機内アナウンスではLCCでもしっかり日本語ができるCAも乗務していて、なかなか好印象でした。

カップラーメンやドリンクのメニュー。缶コーラで200円ほど。辛ラーメンで350円ほどと普通くらいの値段。ラーメンは、台湾のものから、日本・タイ・韓国とレパートリー豊富。

総括

約3時間と少しのフライトなのであっという間に成田空港へ。

南側から滑走路に侵入して、定刻より15分早着で到着しました。

タイガーエア台湾の印象ですが「安かれ、悪かれ」というイメージを勝手に持っていましたが、「安くて、快適」なエアラインへと印象が変わったフライトでした!!!

日本‐台湾路線では最安で予約できることも多く、格安ツアーでもタイガーエアのフライトになる可能性が大きいですが、機内は清潔だし、機内食も美味しく・客室乗務員もニコニコ笑顔で終始対応されており、非常に好印象でした。

Peach・Jetstar・Scootエアアジアなど、日本台湾間はLCC激戦区ですが、その中でも十分戦っていけるだけのサービス水準だと率直に感じます。

ぜひ、台湾旅行の際にはおすすめしたいと思います!!

成田空港に到着。50分後には折り返しの台北行きとなって台湾に向けて出発していました。

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