【ANA】新型機「A320neo」の座席や機内は?ANAの中国路線をご紹介!北京-関西

日本から中国各都市へ多くの路線網を持つANAは、日本の航空会社で中国路線の最大シェアを持つエアラインです。

現在は、成田空港羽田空港の他に、関西国際空港からも多数の中国路線を展開しており、関西 – 青島/北京/大連/上海/杭州/香港などに就航し、中国へのビジネス客や日本への訪日需要を支えています。

そんなANAの中国路線は、近年までB767型機B737-700型機など、少し古めの航空機が使用されていましたが、2017年から導入されているA320(neo)型機はエアバスの最新鋭機で、機内設備も非常に充実している飛行機です。

短距離国際線用として使用されており、ビジネスクラスも8席装備され、これからのANA中国路線を担って行く旅客機でもあります。

それでは、ANAが導入した最新鋭機の機内の様子やデザインはどのような仕様なのでしょうか?

今回はそんなANAの最新機である、A320neo型機の特徴や機内設備を、実際に搭乗したレビューを交えて紹介したいと思います!!!

*この記事は2020年1月現在の情報を使用しています。最新の情報と異なる可能性がございますのでご注意ください。

ANAの短距離路線新造機 A320型機とは?

まず初めにA320neo型機のスペック等を見ていきましょう!!!

A320neoのスペック(Airbus公式サイトより)
・航続距離:6300km
・座席(2クラス仕様):150-180席
・全長:37.57m
・全高:11.76m
・全幅:35.8m
・最大離陸重量:79トン

A320neo型機は、エアバスが8000機以上売り上げているA320シリーズの最新鋭です。従来のエンジンをパワーアップし、燃費効率を約15%航続距離を約7%向上させた、小型機もしくは中型機に分類される旅客機となっています。

ANAでは、A320シリーズを合わせて33機発注しましたが、世界中の航空会社からも多数発注されており、インドのLCC(格安航空会社)からは約150機アジア最大のLCCであるエアアジアからは200機と、新しいエンジンと充実した機内環境で大変人気な旅客機です。

ANAのA320neo型機の内装を説明すると、ビジネスクラス8席・エコノミークラス138席国際線仕様で、ビジネスクラスは電動リクライニングが可能です。また、エコノミークラスの座席ピッチも、B777などの大型機並みの設定となっていて、小型機の割に機内環境はかなり良いと言えます。

また、全席に最新鋭の液晶モニターを搭載し、映画や音楽などを視聴可能です。有料の機内Wifiも装備されており特にビジネスマンには好評です。

↑A320neoの機内仕様(国際線)

搭乗レビュー/解説

ここからは実際に搭乗した際のレビューを交え、A320neoの機内仕様やサービスについて解説していきます!!!

フライト情報

便名:NH980
出発地:北京(14:25)
目的地:関西(18:15)
フライト時間:2時間50分
機材:A320-200neo

空港から搭乗まで

今回は中国の首都である北京から関西までの便でA320neoに搭乗します!

北京の空港た非常に巨大で、国際線・国内線でターミナルが分かれており、さらに、アライアンスや航空会社ごとに使用するターミナルが異なってきます。

ANAの便のチェックイン開始時刻は大体出発の3時間前くらいです。

ANAのカウンターでは、日本語のできる中国の方がチェックインを担当しており、日本語ももちろん使用可能です。また、カウンターは空港の中心部にあり、そこまで歩かなくて良いのは魅力的です。

保安検査場を超えてゲートに向かいます!

北京首都空港の国際線ターミナルはかなり広いですが、ANAの飛行機のゲートは保安検査場からすぐ近くにあり移動も楽チンです。

↑中国の北京首都空港から関空へ向かいます。乗客はあまりいなさそうです。

到着してゲートの周りを見る限り、搭乗開始までもう少しなのに人がほとんどいません!

日経の航空会社は基本的に羽田・成田だけをハブ空港としており、地方の空港からはあまり国際線には就航していないのですが、実際のところ地方初の国際線の収益率はかなり悪いようで、この便も「赤字垂れ流しなんじゃないのか?」というくらい人がいません!

そんなこんなでゲート前でのんびりしていたら、何もアナウンスがないにもかかわらず、気付いたら他の一般客が搭乗していて「案内無しなんて、さすが中国の接客レベル…」といった感じ。笑

他の人はほとんど搭乗し終わっていたので、慌てて荷物を持ちゲートへ向かいます!

↑今回の搭乗機。
↑A320neoは146人乗りで、羽田発着の国内線をよく利用する人には小さめの飛行機に見えると思います。ちなみにジェットスターやPeachなどLCCでも活躍している飛行機です。

機内設備とサービスは?(北京-関西路線)

それでは早速、A320neo型機の内装や機内設備・フライトについてみていきましょう!

今回はマイレージで予約し、エコノミークラスの利用です!ただ、一番前の座席が空いていたので【5A・最前列】の席を予約してみました。他のエコノミーより若干解放間が広くなっていてお得です。

ちなみに今回の機体は【JA219A】という登録番号で、このレビューの一ヶ月前に納入されたピカピカの飛行機でした!

↑エコノミークラスの座席です。シートには毛布とイヤホンがセット済み。
↑最前列のエコノミーは前が壁になっていて若干広めです。
↑機内後部から。青を基調としたデザインで、最新な雰囲気を感じられます。
↑機内前部から。ちなみにエコノミーの座席のヘッドレストは可動式で、頭の位置を調節できます。
↑リクライニングとコントローラー。
↑こちらはビジネスクラスの座席。電動のリクライニングが可能で足も伸ばせます。
↑北京出発前。
↑離陸。スモックで視界が悪い北京の空。
↑離陸後ドリンクと機内食が一緒にやってきました。今回のメニューは「ハンバーグ」です。おそらく北京で製造されたものです。
↑デミグラスソースの下にはハンバーグが!はじめは「ハンバーグなんてお子様メニューかよ!」と思いましたが、肉厚ジューシーです。「ハンバーグステーキ」といった方がぴったりな印象。

離陸して10分ほどすると、シートベルト着用サインが消灯し、ドリンクや機内食の準備に入ります。

今回の機内食のメニューは「ハンバーグ」一品です。ネットで見ると「2品の中から選べる」といった様相でしたが、客が少なすぎて一品のみになったのかもしれません。(ちなみに搭乗率は30~40%くらい)

ドリンク・食事のメニューはA320neo型機他の機種で変わらないですが、日本人の口に会う非常に美味しい「ハンバーグ」でした

続いてA320neo型機の機内の設備なのですが、新造の飛行機だけあって、汚れひとつないピカピカの飛行機でした!!

驚いた装備がパーソナルモニターで、まるでiPhoneを操作しているかのような、タッチ感覚のスムーズさ処理速度の速さには感心しました。【飛行機のモニター=感度が悪い】といった印象も一気に吹き飛ぶ「さすがもう2020!」といった装備で、飛行機の設備も進化したなと実感します。

↑モニターはタッチで操作可能に!!!従来型のコントローラー操作に比べ、音量の調節動画の早送り等が圧倒的にスムーズになりました。
↑地図
↑写真ではわかりづらいですが夜間の機外景色も鮮明に見えます。旧来型では光しか見えなかったので大きな進化です。
↑最前列は座席横に装備。普通の座席は前の座席裏に装備しています。
↑タッチパネルになったためコントローラーはボタンがこれだけに…。

もう一つ感心したのがこちらのヘッドフォンです。

A320neo型機だけではないと思いますが、従来型のイヤホンより、圧倒的に音質が良くなりました!

↑エコノミーでもヘッドフォンタイプに!音質がかなり向上しました。今までこのタイプのヘッドフォンをエコノミーで見たのはANAのみです。
↑最後に化粧室の様子。トイレは若干スペースが増えたような印象。

総括

飛行機は2時間50分という短めの飛行時間で、あっという間に関西国際空港へ着陸体制に入り、定刻で関空に到着しました。

今回、ANAのA320neo型機に初めて搭乗してみて「機内設備がだいぶ良くなったな!」と改めて感心しました!

日本から中国への国際線は、【古い飛行機】が使われる事が多く、中国の航空会社には、【個人モニターがついていない飛行機】も多く就航しており、最新鋭の設備を装備したANAの機内環境は、ずば抜けて優れているといっても過言ではないと思います。

また、タッチパネルや動画操作の方法なども、iPhoneやスマートフォンの操作感覚により近いものが導入されており非常に使い勝手が良かったです。

また中国に行く際は、是非ANAのA320neoに乗りたいと思わせてくれる飛行機でした!!!

↑関西国際空港に到着。隣にとまっているのもA320neoです。19時頃には中国から帰ってきたANAの機体が一同に並びます。

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