【航空会社】エアチャイナの北京乗り継ぎ搭乗記 安くて快適。おすすめの中国国際航空!!羽田‐北京‐シンガポール

オムレツ(朝食)

以前中国国際航空でシンガポールから四川省経由で成田空港に戻った際のレビューを書きました。そのフライトの往路が今回の羽田発北京経由のシンガポール行きです。

中国国際航空は非常に安いことが有名で、運がよければアメリカやヨーロッパまで60,000円台で予約することも可能です。

今回の便はシンガポールまで、往復コミコミで35,000円という破格の便でした。

そんな超格安の中国国際航空の便は一体どんな雰囲気なのでしょうか? また安全面や衛生面は大丈夫なのでしょうか? 今回は中国国際航空のフライトの詳細書いていきたいと思います。

中国国際航空 概要

復路レビューで同じようなことを書いていますが、中国国際航空について簡単に説明しておきます。

中国国際航空は英語名でエアチャイナと呼ばれる中国で最も威厳のある航空会社です

中国には中国東方航空・中国南方航空と呼ばれる巨大な航空会社がいくつもありますが、中国共産党員が移動の際利用するのは、この中国国際航空だけです。以前金正恩が米朝首脳会談でシンガポールに行った際、中国国際航空の飛行機をチャーターしてシンガポールに向かいました。そんな要人も乗せる国のナショナルフラッグキャリアであるのが中国国際航空です。

エアチャイナは現在スターアライアンスに所属しており同じグループのANAやユナイテッド航空とコードシェアやマイルの提携をしています。中国国営のナショナルフラッグキャリアとだけあって、政治との結びつきの強い地域に広大な路線網を持っています。

ちなみに中国国際航空のチケットは、中国人に向けては高値で売られていますが、日本人に対しては非常に安く売られているのが特徴です。例えば今回のフライト、東京から北京を経由してのシンガポール行きのチケットは、往復諸々込みでわずか35,000円ほどでした。

さらに帰りの成都経由便では、成都で1泊分のホテルが無料で提供されて格安航空会社以上のコスパ最強チケットとなっています。

日本人に対して中国の飛行機はあまり人気がありませんが、とりわけ事故が多いわけでもないですし、コストパフォーマンスでは最強の航空会社です。マイルも50%分貯まりお得です。

中国国際航空の航空機

・羽田→北京 中国経由なら早朝便がオススメ!

‐フライト:中国国際航空184便

‐出発:東京/羽田(8:30発)

‐到着:北京(11:20着)

‐フライト時間:3時間50分

‐機種:A321

‐搭乗率:70%

朝7時台の早朝便でまず北京に向かいます。中国国際航空は羽田空港から1日4便程度伸ばしており利便性も抜群です。

羽田空港の端っこのカウンターでチェックインをしてシンガポールまでのチケットを発券してもらいます。

中国国際航空は格安で航空券を販売していますが、その一つの理由に遅延が多すぎるという点があります。

筆者は今まで9回ほど中国に入国していますが、中国の空港はちょっと曇ったり雨が降ったりするだけで着陸機の間隔を開けるため、大幅な遅延が多いです。羽田空港国際線ターミナルの電子掲示板を見ても、北京行きや上海行きの便だけ軒並み数時間遅れになっていることもざらにあります。笑

筆者が今まで経験した中で最も長かった遅延が、上海から羽田空港に帰る際のフライトで9時間遅延しました。その際も朝から小雨が降っていたのをよく覚えています。

そんなこんなで遅延が多い中国行きの飛行機ですが、もし羽田発の便が遅延して、乗り継ぎ便に間に合わなかったら目的地到着が数時間もしくは1日以上の遅れが出てしまうこともざらにあります。

そんな中オススメなのが早朝便です。

エアチャイナの北京行きの便は、7時台と8時台に1本ずつありますが、これらの便は前日の夜に羽田に到着した飛行機が、翌日の朝に出発する予定になっているので、使用機到着遅れによる飛行機の遅延がほとんどありません。また早朝だと、中国の空港が天候不良による規制をかけることも少ないので、定刻通りに飛ぶことが多いです。

そんな理由で筆者は今まで、エアチャイナ乗り継ぎ便で1度も遅延をしたことがありません。早朝便は非常にお勧めの手段です!!

軒並み遅延している上海空港の国内線到着案内

そうこうしてる間に搭乗が開始され飛行機の中に入っていきます。

機種はエアバス321。170人乗りほどの飛行機です。

乗客の搭乗が確認されたらすぐにドアクローズ、滑走路に向けて進んでいき離陸していきます。

東京発北京行きの便は、日本海を抜けて韓国のソウルの上空を通り、黄海を超え4時間ほどかけて北京に向かいます。

今回は珍しく日本人の客室乗務員が乗っていました。今まで1回も中国国際航空で日本語アナウンスを聞いたことがなかったので、どこか違和感があります。笑

日本海上空に差し掛かった頃、ちょうど機内食の提供が開始されました。

メニューはオムレツヌードルです。

筆者はこの便に何回も乗っており、機内食も毎回オムレツとヌードルが出ることを熟知しています。ここで1つ面白いことが、日本人の乗客がほぼ100%の確率でヌードルをチョイスすると言うことです。

中国人客室乗務員の中国訛りの英語では、どうやらヌードルは聞き取れてもオムレツが聞き取れない日本人が多いです。笑

ですので多くの日本人は、「聞き取れなかったからヌードルでいいや!」とヌードルをチョイスしてしまうのです。

ですがこれが落とし穴。実はヌードルは焼きそばが出てくるのですが、かなり不評で美味しくありません。笑

一方オムレツは、普通の西洋風のポテト・ソーセージ・オムレツなどが出てきて、味もおいしいです。

筆者は毎回オムレツを頼みますが、皆さんも乗る機会があったらぜひオムレツを頼んでみて下さい!笑

普通においしい西洋風の朝食を提供する中国国際航空

飛行機はそのまま西に進み、中国大陸が見えてきた頃に降下を始め。着陸態勢に入ります。

北京の空港周辺では非常に大きく旋回するので景色もよく見えます。

また世界でも有数の混雑空港だけあって、周りにも大量の旅客機が飛んでいます。

この光景は、北京がいかに大きい都市なのかということを感じさせてくれます。

日本海上空を中国に向け西へ進む。
北京の国際線ターミナルに到着。横には香港のキャセイドラゴン航空が。
ちっちゃめの飛行機ですが、東京‐北京など大幹線にも就航しています。お疲れさまでした。

北京→シンガポール

‐フライト:中国国際航空969便

‐出発:北京(15:35発)

‐到着:成都(21:40着)

‐フライト時間:6時間5分

‐機種:A330

‐搭乗率:ほぼ満席

北京につくと今度は乗り継ぎ専用の検問施設等を通り、再び搭乗ゲートの前まで向かいます。

北京の空港は非常に混んでおり、入国審査場等は長蛇の列ができています。乗り継ぎでも少なくとも1時間30分の乗り継ぎ時間は見込んでおいた方が良いでしょう。

続いて搭乗ゲートまで向かいます。

途中になんと、中国国際航空の平壌行きの飛行機を見つけました。周りには濃いめの茶色い色の人民服を着ている人がたくさん座っておりおそらく北朝鮮の偉い人なのでしょう。

恐ろしくて写真は撮れませんでしたが、北朝鮮の人にここまで近づくことができるのは、中国ならではです。笑

普通にピョンヤン行きの便が飛んでいます。
シンガポール行きはバスでの搭乗。

バスで飛行機の下まで向かい機体の中に入ります。

今回はエアバス330という先ほどよりも少し大きめの飛行機です。

モニターも付いており、日本語対応の作品は少ないですが、映画やドラマなども視聴可能です。このシンガポール行きの飛行機に乗り東南アジアへ向かって南に進んでいきます。

バスでの搭乗は、面倒な一方迫力がありいいですね。
さっそく乗り込みます。

早速機内食の時間です。今回の機内食はチキンかシーフードでした。

出てきて驚いたのですが、野菜とチキンにオリジナルの中華ソースがかかった、いかにも中国の航空会社のメニューといった機内食です。

味は普通で日本のメニューで言う野菜チキンあんかけといったところでしょうか? ただかなり油っこくなっており正直機内ではあまり食べたくないですね。笑

今回一緒に乗った私の友人は全部残していました。笑

ちなみにシーフードバージョンも野菜とシーフードに同じあんかけをかけただけの簡単なものです。

中国国際航空のエコノミークラスの機内食は大体これ。スイカとスモークサーモンもついています。
こちらはシーフード。おそらくメインディッシュのチキンがエビやイカに変わっただけです(笑)。なんて安上がりで簡単な機内食なのでしょう(笑)。

実は中国の北京発の機内食は、毎回これが出てきます。私は全然まずいと思いませんが、中華料理が苦手な人や脂っこいものがダメな人にはかなりきついメニューかもしれません。

もしダメそうな人は、北京の空港内でおいしい本場の中華料理を食べるのがベストだと思います。

東南アジアの区域に入った頃にはすでに外は真っ暗。心配していた遅延もなく定刻通りシンガポールに到着しました。

最後に…

今回は羽田空港からシンガポールまで北京経由で移動してきました。

最初にも述べた通り、今回のフライトはわずか往復35,000円で非常に格安のフライトです。

機内の中国人は少しうるさいかもしれませんが、機内食もそこまでまずいわけでは無いですし、中国語が通じないから差別を受けるといった事はありませんでした。

近年中国国際航空の飛行機は値上がりしており、このフライトのように35,000円でチケットが買えるか分かりませんが、格安航空会社より安い値段で、フルサービスと言う点は非常にお得でコストパフォーマンスもかなり高いと思います。

「旅の交通費はとにかく安くしたい!」と言う人には中国の航空会社がお勧めです。ただ上述しましたが、遅延だけは怖いので東京発早朝便を選ぶのが無難でしょう!!

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