【航空会社】エアソウルの評判・サービスは?韓国系LCC・エアソウルを解説!日韓関係悪化でも何故か満席の成田‐ソウル便のレビュー解説!

LCC(格安航空会社)がたくさん就航する韓国には、チェジュ航空ジンエアをはじめ多数のLCCが韓国から日本の各地へと飛行機を飛ばしています。

最近の日韓関係悪化の影響で、「韓国まで片道500円セール」といった、破格の運賃でチケットを販売する航空会社も存在し注目を集める的にもなっています。

通常の時期でも往復2万と少しの料金で、東京からソウルまでチケットを購入可能となっており、韓国へお買い得に行くことが出来るのもLCCがあってのおかげです。

今回は、そんな韓国のソウルを拠点とするLCCである「エアソウル」について紹介していこうと思います!!

「エアソウル」という名前からして、派手さやフレッシュさを売りにすることの多いLCC(ピーチなど)としては、少し地味な感じの印象を受けるかもしれませんが、韓国大手のアシアナ航空系列のLCCで、僅か3年前に就航を開始した新しい航空会社でもあります!

実際に、筆者が搭乗した成田発ソウル/仁川行きの便のレビューを含めエアソウルのサービス内容や機内食・特徴などを見ていきましょう!!

エアソウル ~概要~

エアソウル
航空連合:なし(アシアナ航空系列)
設立:2015年
保有機数:7機
日本の就航地:福岡/広島/長崎/成田/関西/札幌/高松/小松-ソウルなど

サービス(最安のクラスでのサービスの有無)
-荷物預け:無料(セール運賃だと有料)
-マイレージ制度:なし
-機内食:有料
-ドリンクサービス:有料

*なお2019年9月時点の情報を参照しています。
*サービスについては路線によって異なることがございます。

エアソウルアシアナ航空が出資して誕生したLCC(格安航空会社)です。

アシアナ航空は釜山を本拠地とする「エアプサン」という航空会社も子会社として保有しています。そのソウル版として、仁川からのLCC部門を任せられたのがエアソウルです。

2016年の就航開始以来、主にアシアナ航空からのソウル/仁川発-日本路線を受け継ぎ、地方空港を中心に、日本からソウルを結んでいます。他にも、香港・シェムリアップ・コタキナバル・ダナン・ハノイなど東南アジア・東アジア路線を順次拡大中です。

フライトはアシアナ航空との共同運航便となり、地方空港からのソウル便では、エアソウル運航便が多数就航しており、アシアナ航空側のサイトから予約する場合、フルサービス(機内食や飲み物提供あり)でのフライトとなります。

韓国のLCCは、機内食が配られるジンエアなど個性を持った航空会社が多いですが、エアソウルは最安値の運賃での予約でも、15kg以下の手荷物なら1個まで預けることが可能と、大きめの荷物があっても安心です。(セールでの運賃は受託手荷物は有料になります)

また、飛行機はA321という180席~220席程度のキャパシティーの飛行機を飛ばしていますが、アシアナ航空から移管された機体もあり、アシアナ航空のビジネスクラスがそのままエアソウルのエコノミー席(ミントシート/有料)として解放されています(機材による)。ほかの座席も通常のLCCより若干広めの仕様(同型機でホンコンエクスプレスが230席仕様のところ、エアソウルは220/195/171席仕様)となっており、快適な空の旅を愉しむことが可能です。

釜山が本拠地のアシアナ系LCC「エアプサン」いたってシンプルなネーミングセンスです

さらに、親会社のアシアナ航空は5つ星エアラインであり、子会社であるエアソウルのサービスは、外資系航空会社ですが、安心して利用することが出来るでしょう。

また、個人的見解として、インターネットサイトでの予約が非常にわかりやすくスムーズでした!!外資系の航空会社だと、韓国系でもネット予約画面が「分かりずらい」航空会社が多々ありますが、エアソウルの発券システムは、日系の航空会社のような仕様で操作しやすかったです。

エアソウルのシートマップ。機種によってはかなり足元にゆとりがあります!

フライト情報

便名:RS 704便
出発地:東京/成田(20:25)
目的地:ソウル/仁川(22:50)
フライト時間:2時間25分
機材:A321-200
料金:約6210円ほど(Tax込み)

今回は、日韓関係悪化の影響で韓国LCCの各社が行っている「超格安セール」を利用して片道約6210円で予約してきました!

6210円の内訳は、殆どが税金で運賃は僅か1000円と燃油サーチャージが約1000円少し…。2時間のフライトで航空会社の利益になるのは、実質2000円少しと破格の値段です。(笑)

経営が心配ですが、今回は遠慮なく予約させてもらいました。(笑)皆さんも、韓国に行くなら今が正に買い時です!

乗客は大半が中国人!??? ~搭乗まで~

成田夜発のエアソウル便のフライトでソウル/仁川まで向かいます。

「日韓関係悪化」(2019年10月現在)のニュースが連日報道される中、韓国系LCCは、運休や超格安セールでこの難所を乗り切ろうと必死な状況。韓国LCCの収益の大部分は日本路線らしいですが、さすがに片道1000円でチケットを発券するくらいなので、東京路線も空いているかと思い「今日の便はガラガラかな…!?」と期待しながら成田空港に到着。チェックインします。

エアソウルのカウンターは出発の2時間15分前にオープン!!

カウンターに着くと、予想外の行列が…。

ガラガラだと思っていたけど、満席の時なみに、お客さんが長蛇の列をなしているではありませんか!?

そして、列に並んで待っていると、周りの話し声は何故か殆ど中国語…。

どうやら、日本人・韓国人の観光客は関係悪化であまりいないので、中国からソウル経由で東京旅行のお客さんがたくさん乗っている模様。殆どの人が中国パスポートを持っていました!!

エアソウルは手荷物預けが普通1個まで無料ですが、セールでの格安運賃の場合は有料で1個4000円の手数料がかかります。

しかし、大半の中国の方は理解していないようで、カウンターで文句を言いまくっていて、列が全然動きません…(笑)。

おかげさまで、普段スムーズな日本の空港のチェックインに30分も時間を要しました。

荷物の制限が厳しく、少しでもオーバーすると超過料金扱いになっていました
中国からのお客様。超過料金が納得できず、ごねまくっており非常に迷惑。(笑)30分近くカウンターを占拠し続けていました

並んでいる間も、ちょくちょく韓国の方もいましたが日本人は少な目といった印象…。

日本旅行ボイコットが流行ってますが、来る人は遠慮なく日本旅行を楽しんでいるようです。

使用機到着遅れで、約10分遅延で搭乗開始・出発です
搭乗機は2012年にアシアナ航空が新造で購入した機体

エアソウルのサービス ~フライト~

さて、エアソウルのサービスはどういったものなのでしょうか?

LCCは基本、ノンフリルのサービスですが、機内の雰囲気や販売品をまとめたいと思います!

A321は短通路の飛行機ですが真ん中にトイレがありました!!元アシアナ航空の飛行機なので大手の仕様なのでしょう。LCCでは真ん中にトイレはあまり見ないです
座席もしっかり目の座り心地の良い座席です。足元の間隔も、他のLCCより若干広めです
なんとパーソナルモニターが!!LCCではかなり珍しい!!しかし、映画などはなく、広告やMAPが永遠と映っていました
コントローラーもセット。ただし、使うことは不可能。もしかしたらアシアナ航空から予約をしたら映画が見れるかもしれません!
大手仕様なので、USBのコンセントもついています。充電残量が気になる機内では、なかなか良い機内設備です
仁川に向けて出発します

飛行機に入るとまず驚いたことが、飛行機のど真ん中にトイレスポットがあるという事!!!

A321という飛行機は、基本トイレは前方と後方にしかありませんがこの飛行機は真ん中にも装備しています。

飛行機自体が、アシアナ航空からリースされたもので、機内の内装のアシアナ航空と同じものを使用している模様で、大手仕様の飛行機だからこそ、足元もLCCとしてはかなり広めでトイレもたくさんあり、ゆとりのある機内環境でした!!

パーソナルモニターも全席についており、LCCは安さを追及するうえ、通常モニター等はつけませんが、エアソウルはそういった意味で珍しいLCCだと感じます!!(内装は飛行機によりそれぞれ異なります)

搭乗が終わると、機内はほぼ満席に…。

中国パワー恐るべし。日韓の需要がなくなってガラガラかと思いきや、中国から客を連れてくるなんてエアソウルも営業に熱心ですね。(笑)

そんなこんなで、雨の成田空港を離陸しソウルへ向かいます。

機内の安全ビデオでは、犬?のマスコットが…。エアソウルの公式マスコットだそうです
いたるところにマスコット。日本ではゆるキャラブームが終焉を迎える中、韓国では健在なのか!?
LCCなのでドリンク・機内食はすべて有料です。値段はJetstarなど日系LCCと同じくらい。勿論アルコールも販売しています
韓国のラーメンも!結構注文している人がたくさんいました
一方、機内食は1500円とやや高め…。しかもミール(日本路線)は、野菜と果物の「健康弁当」の一択なので少しいまいちですね
モニターでは終始広告が流れていました
雑誌とともに、車のカタログも。LCCなのでこういう広告費等でも利益を得ています

離陸すると、韓国への入国カードが配られます。

殆どのCAは日本語も堪能で、初めての海外旅行などでも安心して利用できますね。

ちなみに、ノンフリルサービスなので、機内食はなし。噂ではミネラルウォーターだけは配られると聞いていましたが、それもなかったので少しのどが渇きました。(笑)

巡航中は、常に機内販売を行っているため、予算がある人は、何か買うのもありかもしれません。ただ、機内食だけは、日本路線はベジタリアンミールしかないのと、1500円もするのでお勧めはできません…。

フライトはその後順調にソウルへ向かい、定刻より10分遅れで仁川国際空港に到着しました!!

総括

日韓路線は短い路線で、「なにもサービスはいらないから安くしたい!」という人にLCCはうってつけです!

エアソウルも、ノンフリルサービス安さ・快適さを求めるなら十分な航空会社なのではないでしょうか?

とくに、アシアナ航空から移管された飛行機を飛ばしており、他のLCCに比べて機内環境は快適だと思います。

近年、日韓関係の悪化で連日格安セールを行っている韓国のLCCですが、エアソウルは他のLCCに負けじと安く・特徴のある航空会社に感じました。

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